FARM PROGRAM
Tokyo Festival Farm スクール(教育・学習)
学生観劇プログラム
舞台作品を通して、考え、交流する学生のための観劇プログラム
舞台作品を通して、考え、交流する機会を提供する、学生のための観劇プログラム。東京演劇大学連盟所属大学を中心とした大学の授業と連携して実施されるレクチャーや座談会に出席、作品への理解を深め、自らの言葉でレポートします。(一部プログラムは個人での参加も可能)。
観劇レポート
提出された全61のレポートの一部を紹介します。
※「所属・学年」は観劇及びレポート作成時の所属・学年です
『野外劇 ロミオとジュリエット イン プレイハウス』観劇レポート
伊東あおい (日本大学芸術学部2年)
横尾未来 (日本大学芸術学部2年)
『アリアーヌ・ムヌーシュキン:太陽劇団の冒険』観劇レポート
小川竜駆 (筑波大学人文・文化学群3年)
シャルユ (日本大学芸術学部2年)
『Me, My Mouth and I』観劇レポート
岩下拓海 (東京大学文学部3年)
古門華子 (早稲田大学文学部4年)
ロロ『Every Body feat.フランケンシュタイン』観劇レポート
宮田慎太郎 (日本大学芸術学部3年)
匿名 (日本大学芸術学部1年)
作品関連レクチャー①「Me, My Mouth and I」
『ベケット「Not I」からジェス・トム「Me, My Mouth and I」へ』
サミュエル・ベケットという作家は20世紀の半ばに『ゴドーを待ちながら』で一躍有名になり、それ以降も「え、こんなのありなの? これが演劇なの?」というような戯曲を発表し続けました。そのひとつ「Not I」(「わたしじゃないし」)に、トゥレット症候群という障害をもつアーティスト、ジェス・トムが取り組む様子を追ったのが、「Me, My Mouth and I」というドキュメンタリーです。このチャレンジの意味について、舞台芸術を専門に勉強している学生向けに解説します。他分野を学んでいる学生や社会人の参加も歓迎です。ライブ配信では質問もお受けします。
配信 10月12日(火)まで
言語 日本語
講師 長島 確(東京芸術祭副総合ディレクター/ファーム共同ディレクター)
※学生観劇プログラム参加特典
本レクチャーを受講した学生(高校生・大学生・大学院生・専門学校生)で、作品を視聴し、講師に視聴レポートを提出する予定の方は、視聴券が割引になります。詳しくはレクチャーでご案内します。
講師プロフィール
長島 確(東京芸術祭副総合ディレクター/ファーム共同ディレクター)
ドラマトゥルク。立教大学文学部フランス文学科卒。同大学院在学中、ベケットの後期散文作品を研究・翻訳するかたわら、字幕オペレーター、上演台本の翻訳者として演劇の現場に関わる。その後、日本におけるドラマトゥルクの草分けとして、さまざまな演出家や振付家の作品に参加。近年は演劇の発想やノウハウを劇場の外へ持ち出すことに興味をもち、アートプロジェクトにも積極的に関わる。訳書にベケット『いざ最悪の方へ』、『新訳ベケット戯曲全集』(監修・共訳)ほか。フェスティバル/トーキョー18〜20ディレクター。東京藝術大学音楽環境創造科特任教授。
作品関連レクチャー②ロロ『Every Body feat. フランケンシュタイン』
『単純なのか? 複雑なのか?』
三浦直之さんの作品を観ると、いつもそう思います。彼の作品の魅力については、これまでも多くの方が言葉を探し、言い当ててきています。それらを参照にすることはもちろん大切です。しかし、ご参加の皆様には、是非とも「演劇を楽しむためのキーワード」を自分の言葉で探し当ててほしいとも思います。私の場合、三浦作品を堪能するために「単純/複雑」のコードをいつも使っているんですよ、というところからお話しを始められたら、と。
日程 10月4日(月) 19:00~20:30
場所 Zoom ウェビナー(事前登録不要)
開始10分前からこちらのリンクからご入室いただけます。
※後日オンライン配信 東京芸術祭YouTubeチャンネルにてアーカイブ配信予定
料金 無料
言語 日本語
講師 中野成樹(演出家/中野成樹+フランケンズ主宰/日本大学芸術学部演劇学科准教授)
※学生のための観劇プログラム参加特典
本レクチャーを受講した学生(高校生・大学生・大学院生・専門学校生)で、作品を観劇し、観劇レポートに取り組んでみようという方は、完成したレポートを、東京芸術祭事務局 students-program@tokyo-festival.jp にお送りください。講師による講評をさせていただきます。(11月14日(日)〆切)詳しくはレクチャーでご案内します。
講師プロフィール
中野成樹
1973年、東京生まれ。演出家。中野成樹+フランケンズ主宰。日本大学芸術学部演劇学科准教授。時代や文化の異なる海外や日本の古典戯曲を、今の私たちの尺度で読み解き、組み直す。好きな食べ物:鰻。好きなバンド:筋肉少女帯。代表作:F/T2017『半七半八』(岡本綺堂「半七捕物帖」より,2017), 日本・シンガポール共同制作『Drums』(三島由紀夫「近代能楽集」より,2016)、『ロボットの未来』(チャペック「R.U.R」より)、など。
作品関連レクチャー③『太陽劇団シネマアンソロジー』
芝居を作って見せるだけでなく、休憩では食事も客と分かち合う劇団-太陽劇団の抗いがたい魅力
日程 10月10日(日) 12:30~12:50
場所 東京芸術劇場 プレイハウス ロビー
※アーカイブ配信の予定はありません
料金 無料/事前申込不要
言語 日本語
講師 奥山 緑(日本大学芸術学部演劇学科教授)
※学生のための観劇プログラム参加特典
本レクチャーを受講した学生(高校生・大学生・大学院生・専門学校生)で、観劇レポートに取り組んだ方は、レポートを東京芸術祭にお送りください。講師が講評します。詳細はレクチャー時にご確認ください。
講師プロフィール
奥山 緑
日本大学芸術学部演劇学科教授。㈱西武百貨店(銀座セゾン劇場勤務)、舞踏山海塾制作、コロンビア大学ティーチャーズ・カレッジアーツ・アドミニストレーション・プログラム留学を経て1999年に舞台芸術の企画制作会社(有)アムアーツ設立。以降 (財)神奈川芸術文化財団演劇部門プロデューサー、世田谷パブリックシアター制作部長、彩の国さいたま芸術劇場「1万人のゴールドシアター」プロデューサー、国際交流基金「ジャポニスム」現代演劇部門コーディネート等を務めた。2019年より現職。太陽劇団とは2001年新国立劇場が『堤防の上の鼓手』を招聘する際に招聘コーディネーターとして関わり、それ以降すべての作品を観劇。新作「金夢島」でも招聘コーディネートを担当する。
連携:東京演劇大学連盟
東京演劇大学連盟
演劇の実技教育を担う都内の5つの大学が集い、2013年春に設立した連盟。5つの大学が連携し、演劇の実技教育及び舞台芸術創造の体系化構築を目指した活動を展開している。
【所属大学】
桜美林大学芸術文化学群演劇・ダンス専修
玉川大学芸術学部パフォーミング・アーツ学科/演劇・舞踊学科
多摩美術大学美術学部演劇舞踊デザイン学科
桐朋学園芸術短期大学演劇専攻
日本大学芸術学部演劇学科
主催:東京芸術祭実行委員会〔豊島区、公益財団法人としま未来文化財団、公益財団法人東京都歴史文化財団(東京芸術劇場・アーツカウンシル東京)〕
助成:令和3年度 文化庁 国際文化芸術発信拠点形成事業
問い合わせ
東京芸術祭実行委員会事務局
050-1746-0996 (平日10時〜18時)