東京芸術祭ファーム

東京芸術祭ファーム 2024 ラボ シンポジウム『どうすれば私たちは違ったまま一緒にいられるのか?』

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登壇者:マーティン・デネワル、リバー・リン、岡田利規、ファリッド・ラクン(ルアンルパ)
モデレーター:田村かのこ

世界各地で活躍する実践者たちと考える、これからの連帯のかたち

世界各地からゲストを招き、分断が加速する世界の中で「どうすれば私たちは違ったまま一緒にいられるのか?」という問いを出発点に、各登壇者がそれぞれの視点・経験から議論を交わすシンポジウム。東京芸術祭ファーム ラボが取り組んできた「人材育成」「国際共同制作」も踏まえ、アーティストが持続可能であるために必要な「連帯」について考えます。2025年より東京芸術祭のアーティスティックディレクターに就任する岡田利規も登壇。

登壇者

登壇者、マーティン・デネワル氏のプロフィール写真
Photo:Hamza Abouelouaffaa

マーティン・デネワル

ライプツィヒにてドラマトゥルギー、ロンドンにてアートマネジメントを学んだ後、ルクセンブルクやドイツ、イギリス、ハンガリー、スイス、オーストリアの劇場や演劇祭で働く。その後、フランクフルト・ムーゾントゥルム劇場で数年間、ドラマトゥルクとしてNiels Ewerbeck と協働。2015年から2020年にかけては、ハノーヴァーとブラウンシュヴァイクで交互に開催される11日間の舞台芸術祭テアターフォルメンの芸術監督を務めた。2021年6月半ばからは、ジェシー・ミルとともにフェスティバル・トランスアメリークの共同芸術監督を務めている。

登壇者、リバー・リン氏のプロフィール写真

リバー・リン

パリを拠点とする台湾人アーティスト。ライブアート、ダンス、クィアカルチャーを専門とする。台北芸術節、ADAM、台北表演中心パフォーマンス・キュレーター・アカデミーCamping Asia and Curatokéのキュレーターを務める。また、インドネシアダンスフェスティバルでは共同キュレーター、リヨン・ダンス・ビエンナーレ2025ではゲストキュレーターを務め、2024年のOnCurating 特別号にはゲスト編集委員として参加した。

登壇者、岡田利規氏のプロフィール写真
©宇壽山貴久子

岡田利規

演劇作家、小説家、演劇カンパニー「チェルフィッチュ」主宰。2005年『三月の5日間』で第49回岸田國士戯曲賞を受賞。主宰する演劇カンパニー・チェルフィッチュでは2007年に同作で海外進出を果たして以降、世界90都市以上で作品を上演し続けている。音楽家・美術家・ダンサー・ラッパーなど様々な分野のアーティストとの協働を積極的に行い、歌劇『夕鶴』(2021年)でオペラの演出を、木ノ下歌舞伎『桜姫東文章』(2023年)で歌舞伎演目の脚本・演出を手がけるなど、活動の幅をさらに広げている。

登壇者、ファリッド・ラクンのプロフィール写真
Photo:Iswanto Hartono

ファリッド・ラクン(ルアンルパ)

建築を学んだが(インドネシア大学にて学士号、クランブルック・アカデミー・オブ・アートで修士号を取得)、仕事を聞かれた際は、誰に聞かれているかによって答えを変えている。アーティスト・コレクティブのルアンルパに参加しており、2016年にはオランダのアンヘルムで行われたTRANSaction: Sonsbeek の共同キュレーター、ドクメンタ15(カッセル,2022年)ではコレクティブとしてアーティスティック・ディレクターを務めた。

[ルアンルパ]
2000年に設立されたジャカルタ拠点のコレクティブ。社会科学、政治、テクノロジー、メディアなどの分野とアーティストを結びつけることでインドネシアの都市が抱える現代的な問題に対して批評的な視点を提供し、都市や文化という文脈の一部としての芸術という考え方に基づいた活動を支える非営利組織である。また、コラボレーションを通して、展覧会、芸術祭、アートラボ、ワークショップ、リサーチのほか、書籍、雑誌、あるいはオンラインジャーナルの刊行といった形式で、アートプロジェクトを実践している。
アーティストコレクティブとして、光州ビエンナーレ(2002年,2018年)、インスタンブール・ビエンナーレ(2005年)、アジア=パシフィック・トライエニアル(ブリスベン、2012年)、シンガポール・ビエンナーレ(2011年)、サンパウロ・ビエンナーレ(2014年)、あいちトリエンナーレ(名古屋、2016年)、ポンピデュー・センター「コスモポリス」(パリ、2017年)これまで様々なプロジェクトにコラボレーションや交流の一環として参加。
2015年から2018年まで、ジャカルタの複数のアーティストコレクティブと共に、ジャカルタ南部のパンコランのGudang Sarinah warehouseにて、クリエイティブな人材、多様なコミュニティや、様々な機関のための支援体制の構築を目指す領域横断的なスペースである、文化のプラットフォーム Gudang Sarinah Ekosistem を共同開発。繋がりやコラボレーションを作り出し、知識やアイデアをシェアし、批判的な思考やクリエイティビティ、イノベーションを促すスペースとなることを目指す。コラボレーションの成果は、展覧会や芸術祭、ワークショップ、ディスカッション、上映会、コンサートやジャーナルの刊行といった、公共にアクセス可能な形で共有される。
2018年には、Gudang Sarinah Ekosistemの経験を活かし、アーティストコレクティブのセラムやグラフィス・フルハラらと、現代アートのコレクティブとエコシステムについて学ぶ場GUDSKUL(GUDSKULは英語の“good school”=良い学校のように発音する)を共同設立。平等、シェア、連帯、友情や一体感といったコレクティブな価値を拡張し実践するための学びの場である。

モデレーター

モデレーター、田村かのこ氏のプロフィール写真
Photo:Flavio Karrer

田村かのこ

Art Translators Collective代表。日英の通訳・翻訳、コミュニケーションデザインなど幅広く活動。人と文化と言葉の間に立つ媒介者の視点で翻訳の可能性を探りながら、それぞれの場と内容に応じたクリエイティブな対話のあり方を提案している。非常勤講師を務める東京藝術大学大学院美術研究科グローバルアートプラクティス専攻では、アーティストのための英語とコミュニケーションの授業を担当。また札幌国際芸術祭2020では、コミュニケーションデザインディレクターとして、展覧会と観客をつなぐメディエーションを実践した。NPO法人芸術公社所属。https://art-translators.com/

スケジュール

9月29日(日)18:45〜21:15

実施時間:2時間30分
受付開始・開場ともに、開始時刻の15分前

【予約申込の予定枚数を終了いたしました(8月26日更新)後日アーカイブ配信をご利用ください。】

会場

東京芸術劇場 ギャラリー2(5F)
〒171-0021 東京都豊島区西池袋1-8-1
JR・東京メトロ・東武東上線・西武池袋線 池袋駅西口より徒歩2分。駅地下通路2b出口と直結しています。
※ギャラリー2へお越しの際は、劇場1階からのエレベーター、またはエスカレーターで5階までお上がりください。

東京芸術劇場へのアクセスについては「アクセス」のページをご覧ください。

アクセシビリティ

詳細は 、鑑賞サポートをご覧ください。

  • 筆談ボードの対応あり
  • 託児サービス(劇場内の一時託児をご利用いただけます。有料・定員制)
    ご予約受付・お問合せ:株式会社ミラクス ミラクスシッター0120-415-306 (平日9:00~17:00)
    希望日1週間前迄に要申込/生後3ヶ月~小学校入学前までのお子様対象
    詳細は、こちら

ご来館されるみなさまへ

  • 発熱や体調不良時には来館や来場をお控えください。
  • マスク着用は個人の判断となります。混雑時等、必要に応じて着用してください。
  • 咳エチケットや手洗いの励行を推奨しております。

スタッフ

制作:古川真央、平野みなの、大川智史、寺田凜(以上、合同会社syuz’gen)
バックオフィス:河村美帆香(合同会社syuz’gen)

主催:東京芸術祭実行委員会〔公益財団法人東京都歴史文化財団(東京芸術劇場・アーツカウンシル東京)、東京都〕、独立行政法人日本芸術文化振興会、文化庁
委託:令和6年度日本博2.0事業(委託型)
協賛:アサヒグループジャパン株式会社

問い合わせ

Farm-Lab オフィス シンポジウム担当
TEL: 03-4213-4293(平日10:00~18:00)
Mail: tf_symposium@syuzgen.com

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