PROGRAM
東京芸術祭ファーム
Asian Performing Arts Camp 最終プレゼンテーション
- 筆談ボード対応
- 託児サービス
- 車イス対応
キム・ナミョン ― ソウル(韓国)
李漢廷(リー・ホンティン・マイケル) ― 香港
リー・リム ― メトロマニラ(フィリピン)
長田ポンシリ・アリサ ― 東京(日本)
サキ・ウパデアーエ ― ニューデリー(インド)
モデレーター:Asian Performing Arts Camp ファシリテーター
竹中香子 ― 東京、パリ(フランス)
田村かのこ ― 東京
2週間にわたるアートキャンプを経た、アジア各地のつくり手たちによるプレゼンテーション
Asian Performing Arts Campは、アジア各地で活動する舞台芸術の人材が、それぞれのテーマや問題意識を出発点に、レクチャーやワークショップ、文化や国籍を超えたディスカッション、リサーチやフィールドワークを通して共に思考を深め、今後の自身の活動やフィールドを耕すためのアートキャンプです。本プレゼンテーションでは、参加者が期間中に得たものをシェアし、観客とも意見を交わすことで、アーティスト自身のステップアップを目指します。当日は、オーディエンスと参加者のインタラクティブなやりとりも取り入れ、オーディエンスのみなさま一人ひとりが、それぞれのプレゼンテーションにフィードバックできる仕組みもつくります。
登壇者(Asian Performing Arts Camp参加者)
キム・ナミョン ― ソウル(韓国)
1999年生まれ。韓国を拠点に活動するアーティスト。主にオブジェを用いた舞台芸術作品を制作する。攻撃と守備を同時にこなせる身体を目指す。機能するオブジェと自身の身体を組み合わせるプロセスを通して、作品内にムーブメントを生み出す。観客を外部の第三者とみなさず、積極的にパフォーマンスに参加させている。代表作に『Beside Me』『Camouflage』等がある。自立型教育パフォーマンス集団「Perbuhae」メンバー。
李漢廷(リー・ホンティン・マイケル) ― 香港
1994年生まれ。香港を拠点に活動するインディペンデント・プロデューサー、キュレーター、ドラマトゥルク。芸術のエコシステムと作品の関係性を主たるテーマとして探求する。身近なコンテクストと積極的に関わり、そこに対する建設的な応答としてプロデュースやキュレーションを行う。2020年、インディペンデントスペース「小田工作室(ティン・プロジェクト)」を設立。研究開発プラットフォームのキュレーション、レジデンスのファシリテーション、作品ベースではないアートイベントの運営を行う。
リー・リム ― メトロマニラ(フィリピン)
2000年生まれ。フィリピンを拠点に活動する演劇・パフォーマンスの新進アーティスト。フィリピン大学ディリマン校学士課程のシアターアーツプログラムでパフォーマンスを専攻。クィアアーティストとして、クィアの経験の複雑さの中で生き抜くために、演技、ムーブメント、ドラマトゥルギー、集団創作、パフォーマンス現象学、クィアパフォーマンス研究といった手段に興味を持つ。直近のパフォーマンス作品である自伝的な『LINUS (they/them)』は、出生から成長の過程で抑圧されていた自身のクィア性を取り戻すものだった。
長田ポンシリ・アリサ ― 東京(日本)
1994年生まれ。東京を拠点とするアートマネージャーであり、フェミニズム、コミュニティ、ケアを中心とした学際的なアートプロジェクトのコーディネートと管理に興味を持つ。日本人とタイ人の子どもとして生まれたアジア系オーストラリア人。あらゆるアイデンティティや背景を持つ人々が公平かつ自由に自己表現できる職場環境を創り出す方法を模索しながら、アートマネージャーとしての役割を理解しようと努めている。2023年に異文化・学際的なアート集団である(O)Kamemochiを共同設立。
サキ・ウパデアーエ ― ニューデリー(インド)
1995年生まれ。インド・ニューデリーを拠点とする応用演劇の実践者であり、演劇アーティスト。パフォーマンス、研究、遊び心といったアイデアを中心に活動を展開し、アイデンティティやコミュニティ、可能性や限界、コレクティブとしての人類の未来について、いかにあらゆる年齢の人々同士で有意義な対話を生み出すことができるかを模索している。『Rihla』(サラン・フェスティバル)、『Bhagi Hui Ladkiyan』(EQUALフェスティバル、METAセレクションおよび審査員特別賞)、『Mahish』(ランガ・シャンカラ・フェスティバル)等の演出に関わる。7年間、様々な学校やNGOで演劇教育に携わっており、アショカ大学の社会学・人類学部のティーチング・フェローでもある。
モデレーター(Asian Performing Arts Campファシリテーター)
竹中香子 ― 東京、パリ(フランス)
プロデューサー、俳優、演劇教育
2011年に渡仏し、日本人としてはじめてフランスの国立高等演劇学校の俳優セクションに合格し、2016年、フランス俳優国家資格を取得。パリを拠点に、フランス国公立劇場を中心に多数の舞台に出演。2017年より、日本での活動も再開。俳優活動のほか、フランスの演劇教育や創作現場におけるハラスメント問題に関するレクチャーやワークショップを行う。2021年、フランス演劇教育者国家資格を取得。主な出演作に、市原佐都子作・演出『妖精の問題』『Madama Butterfly』、太田信吾作・演出『最後の芸者たち』。2022年より、アートカンパニー ハイドロブラストのプロデューサーに就任。ドキュメンタリーの手法を用いた企画や作品創作をしている。好きな食べ物はきくらげと豚肉。https://hydroblast.asia/
田村かのこ ― 東京
アートトランスレーター
Art Translators Collective代表。日英の通訳・翻訳、コミュニケーションデザインなど幅広く活動。人と文化と言葉の間に立つ媒介者の視点で翻訳の可能性を探りながら、それぞれの場と内容に応じたクリエイティブな対話のあり方を提案している。非常勤講師を務める東京藝術大学大学院美術研究科グローバルアートプラクティス専攻では、アーティストのための英語とコミュニケーションの授業を担当。また札幌国際芸術祭2020では、コミュニケーションデザインディレクターとして、展覧会と観客をつなぐメディエーションを実践した。NPO法人芸術公社所属。カメを2匹とイモリを3匹飼っている。好きな食べ物はスープとトウモロコシ。https://art-translators.com/
スケジュール
9月28日(土)15:00~19:00
※受付開始・開場ともに、開始時刻の15分前
※本プレゼンテーションでは、オーディエンスの皆様にも、プレゼンテーションのアクティビティやフィードバックにご参加いただきます。
※途中入退出可
会場
東京芸術劇場 ギャラリー2(5F)
〒171-0021 東京都豊島区西池袋1-8-1
JR・東京メトロ・東武東上線・西武池袋線 池袋駅西口より徒歩2分。駅地下通路2b出口と直結しています。
※ギャラリー2へお越しの際は、劇場1階からのエレベーター、またはエスカレーターで5階までお上がりください。
東京芸術劇場へのアクセスについては「アクセス」のページをご覧ください。
アクセシビリティ
詳細は 、鑑賞サポートをご覧ください。
- 筆談ボードの対応あり
- 託児サービス(劇場内の一時託児をご利用いただけます。有料・定員制)
ご予約受付・お問合せ:株式会社ミラクス ミラクスシッター0120-415-306 (平日9:00~17:00)
希望日1週間前迄に要申込/生後3ヶ月~小学校入学前までのお子様対象
詳細は、こちら
ご来館されるみなさまへ
- 発熱や体調不良時には来館や来場をお控えください。
- マスク着用は個人の判断となります。混雑時等、必要に応じて着用してください。
- 咳エチケットや手洗いの励行を推奨しております。
スタッフ
Asian Performing Arts Camp
ファシリテーター:竹中香子、田村かのこ
アートトランスレーター:山田カイル、春川ゆうき、森本優芽、水野響
制作:新田幸生、寺田凜
制作アシスタント:藤崎悠、井上みなみ
ファーム編集室
室長:鈴木理映子
アシスタントライター:今宿美悠、柳原実和
Farm-Lab オフィス
合同会社syuz’gen
チーフマネージャー:大川智史、寺田凜
制作:染谷日向子、新田幸生、平野みなの
アドバイザー:植松侑子
バックオフィス:河村美帆香、染谷日向子
コミュニケーションデザインチーム
Art Translators Collective
チーフ:山田カイル、春川ゆうき
メンバー:田村かのこ、森本優芽、水野響
東京芸術祭実行委員会
ファーム事務担当:浜田夏実
主催:東京芸術祭実行委員会〔公益財団法人東京都歴史文化財団(東京芸術劇場・アーツカウンシル東京)、東京都〕、独立行政法人日本芸術文化振興会、文化庁
委託:令和6年度日本博2.0事業(委託型)
協賛:アサヒグループジャパン株式会社
問い合わせ
Farm-Lab オフィス
TEL: 03-4213-4293(合同会社syuz’gen 平日10:00~18:00)
MAIL: farm@tokyo-festival.jp