11月3日(日)17時の回、終演後に東京芸術祭総合ディレクターの宮城聰が登壇。演出の外輪能隆と本公演の魅力について語ります。
登壇:外輪能隆(演出)、宮城聰(東京芸術祭総合ディレクター)
日時:11月3日(日)17:00の回・終演後

『バーサ』をお薦めします。
外輪能隆氏の芝居を観てぞくぞくするのはどうしてか。
それは彼が「視覚」と「触覚」において特別なセンスを持っているからにちが
いない。
彼の舞台はただ美しいだけでなく、観客の触覚をも刺激してくる。
見つめているうちに触覚をも刺激されてしまうような体験。
視覚と触覚のあいだには太いトンネルがあって地下でつながっていることを彼
の芝居はありありと教えてくれる。
比喩ではなく「ぞくぞくする」芝居なのだ。
東京芸術祭総合ディレクター 宮城聰