東京芸術祭ファームは、東京芸術祭の人材育成と教育普及の枠組みです。アジアの若いアーティストの交流と成長のためのプラットフォームであったAPAF（Asian Performing Arts Farm）に、フェスティバル/トーキョー（F/T）の研究開発・教育普及事業が合流し2021年にスタートしました。
研究開発を通じた人材育成のための「ラボ」では、他者と協働しながら地域や分野を超えた“トランスフィールド”を開拓し、今後ますます流動的になる様々なボーダーを自由に行き来して活躍する人材の育成を目指します。

このたび、東京芸術祭ファーム2024 ラボの一般公開プログラムである、『公開レクチャー』の講師および実施概要、『Asian Performing Arts Camp最終プレゼンテーション』の実施概要、『ファーム ラボ ビジター』の登録者募集スケジュールが決定しましたのでお知らせいたします。
この機会に是非、他者と協働し地域や分野を超える“トランスフィールド”の最前線にふれてみてください。

「東京芸術祭ファーム ラボ」の参加者対象に実施するレクチャーを一般公開します。
今年は、創作環境を考えるにあたり、レクチャー講師に信田さよ子氏（公認心理師・臨床心理士）をお迎えします。創作の現場におけるハラスメントや、不健全な団体運営、搾取の問題が、信田氏の著作の中で言及されている「家族」における問題構造との共通点がみられます。
他者と協働するうえで必要なコミュニケーションや関係づくりを模索／実践するために、信田氏が家族の問題を紐解くうえで基盤となっている「構造」という観点から、創作環境のアップデートを試みます。

信田さよ子氏

2024年9月25日（水）18:00～21:00

東京芸術劇場 ギャラリー2

日本語（英語逐次通訳あり）

無料（要予約）
8月24日（土）10:00 予約開始

Asian Performing Arts Campは、アジア各地で活動する舞台芸術の人材が、それぞれのテーマや問題意識を出発点に、レクチャーやワークショップ、文化や国籍を超えたディスカッション、リサーチやフィールドワークを通して共に思考を深め、今後の自身の活動やフィールドを耕すためのアートキャンプです。
本プレゼンテーションでは、参加者が期間中に得たものをシェアし、観客とも意見を交わすことで、アーティスト自身のステップアップを目指します。

2024年9月28日（土）15:00～19:00

東京芸術劇場 ギャラリー2

日本語・英語（通訳あり）

無料（要予約）
8月24日（土）10:00 予約開始

予約方法については後日プログラムページにてお知らせいたします。

「ファーム ラボ ビジター」は、東京芸術祭ファーム ラボのプロセスを一部見学できるプログラムです。
このプログラムに登録した方は、アジア各地から参加者が集まる東京芸術祭ファーム ラボのビジターとして、活動の一部を見学することができます。
今年度は、ファーム ラボ参加者向けに行う事前研修や交流会のほか、一般公開プログラムにも参加いただく予定です。

文化芸術活動の実践に関わっている35歳以下の方もしくは、36歳以上だが文化芸術活動に関わって8年以内の方

2024年8月12日（月・休）～9月6日（金）16:00

プログラム内容の詳細および登録方法の詳細につきましては、後日発表いたします。