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Farm-Lab Exhibition パフォーマンス試作発表『タイトル未定』

コンセプト:QUEER ASIA(クイア・アジア)

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“Spill the T” (2021). Culmination of a weeklong residency by Jzar Tabilin and Serena Magiliw at the Research Institute for the Mapping of Barely Perceptible Light. photo : André Miguel

・託児施設(詳細は東京芸術劇場託児サービス情報をご覧ください。)
https://www.geigeki.jp/access/support.html

ディレクター:セリーナ・マギリュー
パフォーマー:
葵 ー 東京、神奈川(日本)
ノマド ー 東京、松戸、取手(日本)
𠮷澤 慎吾 ー 東京、埼玉(日本)

コンセプト:QUEER ASIA(クィア・アジア)

「クィア」は、アジアにとって新しい概念ではありません。英語のこの言葉が登場する以前から、地域の文脈に存在していたのです。アジアの国々は類似した植民の歴史を持ち、それぞれの経験と地域に根ざしたローカルなクィア性を共有しています。西洋の二元的な性の概念とは異なる、アジアにおけるクィアのアイデンティティを、私たちの手に取り戻す必要があります。型にはまらない存在、文化に固有の性表現、国を超えた運動、イメージやアイデア、それらの流用と氾濫……。さまざまな視点や価値観を並列させることは、人々の身体的経験としてのジェンダーやセクシュアリティの形成に、どのような影響を及ぼすのでしょうか? 異性愛規範が明示され、強制されるなかでも、そこから逸脱し、課題を明らかにしていくための社会的・文化的プロセスとはどんなものでしょうか? そのプロセスを通じて、例え国家規模の言説や個々の行為者が特定の身体に特定の意味を付与しようと働きかけようとも、多様で変幻自在な性的主体性を、どのように表出させられるでしょうか。
アジア全域において、民族、人種、階級、ジェンダー、宗教、国籍、移民など、さまざまな要素が織り合わさった問題の裏で、疎外された性的主体が形成され、存在しています。こうした問題を通じて、規範に盲目的に従わないジェンダーやセクシュアリティのあり方を表現する必要があります。なぜなら、強固なクィア性が顕在している地域もあるとはいえ、権威・独裁主義的思考も危険な盛り上がりを見せており、私たちのような存在が抹消や抑圧の危機に晒されているからです。こういった構造を認識し、明らかにすることで、単なる抽象的な概念としてではなく、クィアたちの生ける現実を理解し、検証するために必要な空間や身体の重要性を訴えていくのです。個々の土地におけるクィア性の表現に傾注することで私たちが目指すのは、自らの正当な存在と豊かな経験の獲得であり、その試みは、本プロジェクトを超えたさらなる地域同士の対話をも促すものになるはずです。
セリーナ・マギリュー

ディレクター

Photo: Gatch Chan

セリーナ・マギリュー Serena MAGILIW

マニラ(フィリピン)
1998年生まれ。トランスピナイ※の俳優、パフォーマンスアーティスト、アクティビスト。フィリピン工科大学でフィリピン学を専攻中。領域横断的、メディア超越的なストーリーテリングを通してトランスジェンダーのナラティブを提示することで、各種の"シス"テムから自己を解放する深淵さへと観客を誘う。また、Concerned Artists of the Philippines に所属。さまざまな領域から集ったアーティスト、ミュージシャン、作家、映画製作者や文化従事者たちと共に、国民中心、人間中心の文化芸術の構築を目指している。東京芸術祭ファーム2021 Asian Performing Arts Campに参加。
※ピナイは「フィリピン人」の意。フィリピンにルーツを持つ人が、自ら称して用いる。「ピナイ」「ピノイ」がそれぞれ、同じ名詞の女性形、男性形である。

Farm-Lab Exhibitionについて

一人ではたどり着けない場所へ

東京芸術祭ファームのプログラムのひとつ「Farm-Lab Exhibition」は、アジアを拠点に活動する若手アーティストが、文化、国籍やバックグラウンドがさまざまに異なるメンバーとクリエーションを行い、東京芸術祭やアジア各地での上演を目指したワークインプログレスを発表する創作トライアルプログラムです。今年はマニラ(フィリピン)を拠点に活動するセリーナ・マギリュー(東京芸術祭ファーム2021 Asian Performing Arts Camp 参加者)と、日本を拠点に活動するy/n(演出家・俳優の橋本清と批評家・ドラマトゥルクの山﨑健太によるユニット)がそれぞれ演出を担当する2チームによる創作を行います。また、メンターとして、ダンスドラマトゥルクとして国内外で活躍する中島那奈子と、東京芸術祭ファーム共同ディレクターを務めるドラマトゥルクの長島確が創作をサポートします。8月上旬よりオンラインクリエーション、9月下旬から東京で約10日間の滞在制作、10月上旬に東京芸術劇場アトリエイースト、アトリエウエスト(予定)にてパフォーマンス試作発表を一般公開し、観客からのフィードバックを受け、作品やアーティスト自身のステップアップを目指します。

上演スケジュール

10月7日(金)〜10月9日(日) 時間未定
毎回終演後に観客の皆さまとアーティストとのフィードバックセッションを行います。
アーティストはフィードバックを受けて作品のブラッシュアップをしていきます。

アクセシビリティ

・託児施設(詳細は東京芸術劇場託児サービス情報をご覧ください。)
https://www.geigeki.jp/access/support.html

言語

日本語/英語(予定)

チケット情報

無料(要予約)

ご来場にあたっての注意事項

新型コロナウィルス感染拡大防止の対策を講じたうえで、本公演を開催いたします。
ご来場の際は必ず東京芸術祭WEBサイト内の下記ページをご覧ください。

▶東京芸術祭コロナ対策ページ

・マスクの常時着用をお願いいたします。
・37.5度以上の発熱がある方や体調不良が認められる方等は当日ご入場をお断りする可能性がございます。予めご了承ください。

会場

東京芸術劇場 アトリエイースト・アトリエウエスト(予定)

スタッフ

東京芸術祭ファームディレクター:多田淳之介
東京芸術祭ファーム共同ディレクター:長島確

Farm-Lab Exhibition パフォーマンス試作発表『タイトル未定』
ディレクター:セリーナ・マギリュー
演出助手:清家愛

Farm-Lab Exhibition
メンター:中島那奈子、長島確
照明:中山奈美
音響:和田匡史
舞台監督:佐藤幸美(ステージワークURAK)
アートトランスレーター(日英通訳・翻訳):田村かのこ、水野響、春川ゆうき、森本優芽
制作:古川真央、大川智史

Farm-Labオフィス(合同会社syuz’gen)
ファームチーフマネージャー:植松侑子
制作統括:谷陽歩
制作:前原拓也、古川真央、寺田凜、江口正登、大川智史、宮原叶、水戸亜祐美
広報:ユカワユウコ
バックオフィス:河村美帆香、染谷日向子

コミュニケーションデザインチーム(Art Translators Collective)
チーフ:田村かのこ
メンバー:山田カイル、水野響、春川ゆうき、森本優芽、植田悠

東京芸術祭実行委員会事務局
東京芸術祭ファーム事務担当:室内直美

主催クレジット

主催:東京芸術祭実行委員会〔豊島区、公益財団法人としま未来文化財団、公益財団法人東京都歴史文化財団
  (東京芸術劇場・アーツカウンシル東京)、東京都〕
助成:令和4年度 文化庁 国際文化芸術発信拠点形成事業
協賛:アサヒグループジャパン株式会社

お問い合わせ

Farm-Lab オフィス
03-4213-4293(平日10時~19時)
farm@tokyo-festival.jp

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