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Asian Performing Arts Camp
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終了

・予約受付開始:9月17日(土)10:00

公演終了
登壇者(Asian Performing Arts Camp参加者):
安艺(アン・イー) ー 大連(中国)、ハワイ(アメリカ合衆国)
朱曼寧(チュウ・マンニン) ー 台北(台湾)
ウラップ・チュア ー マラボン(フィリピン)
アーサー・デ・オリベイラ ー 東京(日本)
エーロン・カイザー・ガルシア ー タクロバン(フィリピン)
梁辉杰(ジェット・レン) ー ペナン(マレーシア)
升味加耀 ー 東京(日本)
筒 | tsu-tsu ー 東京、河口湖(日本)

モデレーター(Asian Performing Arts Campファシリテーター):
山口惠子 ー 京都(日本)
ジェームズ・ハーヴェイ・エストラーダ ー リサール(フィリピン)

ゲストフィードバッカー:
中村茜(プロデューサー/株式会社プリコグ代表取締役) ー 東京(日本)
リュウ・シャオイ(Emergency Stairs/避難階段 演出家、芸術監督) ー シンガポール、香港

約2ヶ月にわたるオンラインでのアートキャンプを経た、アジア各地のつくり手たちによるプレゼンテーション

「Asian Performing Arts Camp」は、アジア各地で活動する若手の舞台芸術の人材が、今後の自身の活動やフィールドを耕していくためのアートキャンプです。それぞれの問題意識やリサーチテーマを持ち寄り、文化や国籍を超えたディスカッション、共同リサーチなどを通じて新たな価値観を育むことを目指しています。 この公開セッションでは、参加者それぞれが期間中に取り組んだリサーチの結果を一般公開で発表し、ゲストフィードバッカーを迎えてのフィードバックセッションを行います。参加者にとっては、様々な視点でのフィードバックをもらうことで、リサーチやアイデアをさらに発展させるきっかけとなると同時に、それらをローカルな場に持ち帰り、各自のフィールドで次の一歩を踏み出すための機会でもあります。オーディエンスもフィードバッカーのひとりです。当日は、オーディエンスと参加者のインタラクティブなやりとりも取り入れ、オーディエンスのみなさま一人ひとりが、それぞれのプレゼンテーションにフィードバックできる仕組みもつくります。皆様のご参加を心よりお待ちしております。

登壇者(Asian Performing Arts Camp参加者)

安艺(アン・イー)

大連(中国)、ハワイ(アメリカ合衆国)
1992年生まれ。国際的に活躍するダンサー、振付家、教育者。中国のダンスの最高教育機関であるBeijing Dance Academyで芸術学士を取得。パフォーマンスとそれ以外のものの「間」にある身体のムーブメントを読み直すためのレンズとしてパフォーマンスを用いることに関心がある。中国、アメリカ、太平洋諸島など国内外を問わず、ダンス研究および振付作品を発表している。University of North Carolina at Greensboroでコレオグラフィーの芸術修士を取得。現在、University of Hawai‘i at Mānoa演劇舞踊学科の博士課程3年に在籍し、パフォーマンスを研究している。

朱曼寧(チュウ・マンニン)

台北(台湾)
1994年生まれ。台北を拠点にする作家、演劇作家。メディアミックスのアート集団Antinomy Companyの共同創始者であり、現在はその劇作家およびドラマトゥルグを務める。創作プロセスにおいては、関係性の繊細さに焦点を当てる。形式や構造の可能性を追求する一方で、作品に時間と存在の詩的性質を比喩的な手法で与えることを試みている。

Photo by Prinsipe Amante

ウラップ・チュア

マラボン(フィリピン)
1999年生まれ。フィリピンを拠点とする新進のパフォーマンス作家、映画作家、写真家。探求心とコラボレーションの精神に基づき、主に視覚的な媒体を通じて物語を創作することによって作品を生み出す。舞台と映画の境界をぼかす挑発的な作品を作ることを目的とするアーティスト団体Parang Kolektibを芸術面で指揮する。また、SIPA Pilipinas、Concerned Artists of the Philippines、Buklod Sining Organization、Sining-Lahi Polyrepertoryなど、さまざまな団体と共同で作品をつくる。

アーサー・デ・オリベイラ

東京(日本)
1996年生まれ。詩人、映画作家、演劇人、アーティスト。リメイラ(ブラジル)生まれのアブダビ(アラブ首長国連邦)育ち。その作品は、自身が育った多文化的な環境のように、物質的なものをまず身体に語りかける言語に変換することで、物質と身体を通して移民の痕跡を再想像するものである。現在、東京を拠点に活動し、東京芸術大学で修士号取得を目指している。

Photo by Bernie Ng

エーロン・カイザー・ガルシア

タクロバン(フィリピン)
1998年生まれ。パフォーマー、アーティスト・マネージャー、パフォーマンス作家。これまでにベトナム、台湾、日本、中国で国際的フェスティバルにフィリピンを代表して参加したほか、国内でワークショップを行った。Karnabal Festivalにおける『PerYaKToi』(2016)、『 Edukasyon Artist Residency』(2017)といったパフォーマンス、ソーシャル・イノベーションで最年少プロジェクト・マネージャーを務める。Intercultural Theatre Institute(シンガポール)卒業、およびPhilippine High School for the Arts民族舞踊プログラム修了。

梁辉杰(ジェット・レン)

ペナン(マレーシア)
1989年生まれ。振付家、ダンサー。Nanyang Academy Of Fine Art, Singaporeを卒業後、オランダのDance in Artで学ぶ。環境問題や気候変動、社会や健康の問題に対する人々の意識を喚起するために創作し、振付作品には『Life, Food & Health』などがある。現在は伝統芸術や古典を現代の作品にどのように再解釈、再構築、再訪問するかに注目している。

Photo by 安楽 将士

升味加耀

東京(日本)
1994年生まれ。2016年、ベルリンにて演劇ユニット 果てとチークを旗揚げ。2018年より青年団演出部所属。 同年、自作『害悪』が北海道戯曲賞最終候補作に選出。 2020年、渋谷パルコのカルチャーフェスティバル P.O.N.D.に招聘。深刻な社会問題を突飛な設定で戯画的に描き、理不尽な差別への怒りと、未来へのささやかな希望を込めた作品作りを行っている。

Photo by Ryu Ika

筒 | tsu-tsu

東京、河口湖(日本)
1997年生まれ。東京と河口湖を拠点に活動するドキュメンタリーアクター。幼児より修する日本舞踊から得た「筒(つつ)」という身体感覚を手がかりに、演技と都市空間を用いたプロジェクトを展開。神楽坂でアーティストランレジデンス「F/Actory」を主催(2018〜現在)。文科省トビタテ留学JAPAN10期で欧州、中東、北米10か国の自治的なコミュニティのリサーチを行う(2019〜21)。クマ財団クリエイター奨学金5期生。

モデレーター(Asian Performing Arts Campファシリテーター)

Photo by Koichiro Kojima

山口惠子

京都(日本)
京都在住、俳優。2011 年に演劇グループBRDG を立ち上げ、インタビューやフィールドワークを元に、多文化・通訳に焦点を当てた作品を創作。2020 年に日本・フィリピンの青少年と、フィリピンの劇団PETA と協同で『ふれる~ハプロス』を発表、オンライン作品『HELLO』を配信した。俳優として、松本雄吉、マレビトの会、したため、りっかりっか*フェスタ(沖縄)の作品に出演する。2017 年アジアセンターフェロー。APAF2020 Lab に参加し、翌年のAsian Performing Arts Camp 2021で共同ファシリテーターを務める。2021 年より青年団演出部所属。京都・東九条のコミュニティカフェほっこりで店員として働きながらラジオを放​​送したり、NPO 法人スウィングでなんちゃって舞妓をしている。

関連リンク

ジェームズ・ハーヴェイ・エストラーダ

リサール(フィリピン)
1986 年生まれ。演劇、映画、パフォーマンスなど多岐に渡る制作活動を行う。作品に、聴覚障害者のエンパワーメントをテーマにした『Hear, Here!』や、ドラァグクイーンに焦点を当てHIV 感染者に対する差別撤廃を訴える『Reign-Bow』、フィリピン人海外出稼ぎ労働者の苦境を描く『Maikling Dasal, Mahabang Gabi』など。マニラに拠点を置くコンテンポラリーパフォーマンスカンパニーThe Scenius Pro. 芸術監督。コロナ禍での創作・記録のためのオンラインプラットフォームArtists On Q メディア主任兼ディレクター。アンゴノの芸術高等学校で舞台芸術を指導。演劇フェスティバルVirtual Labfest 2020(オンライン開催)で作品発表。APAF2019 Lab に参加。APAF2020 Exhibitionのディレクションチームの1人として創作したワークインプログレス作品を発展させ、東京芸術祭2021でも上演。

関連リンク

ゲストフィードバッカー

Photo by Takuya Matsumi

中村茜(プロデューサー/株式会社プリコグ代表取締役)

東京(日本)
1979年東京生まれ。日本大学芸術学部在籍中より舞台芸術に関わる。現代演劇、コンテンポラリーダンスのアーティストやカンパニーの国内外の活動のプロデュース、サイトスペシフィックなフェスティバルや、領域横断的な人材育成事業などを手掛ける。ST横浜のプログラムディレクター(2004〜2008年)を経て、2006年、株式会社プリコグを立ち上げ、2008年より同社代表取締役。チェルフィッチュ・岡田利規、ニブロール・矢内原美邦、等の国内外の活動をプロデュース。海外ツアーや共同製作のプロデュース実績は30カ国70都市に及び、2000年代後半より日本現代演劇シーンの国際展開を大いに促進させてきた。2009年NPO 法人ドリフターズ・インターナショナルを設立。舞台制作者オープンネットワークON-PAM 発起人・理事。これまで、国際交流基金アジアセンター、ブリティッシュ・カウンシル、KAAT 神奈川芸術劇場、東京都や、大分県・国東市および豊後高田市などとの協働実績を持つ。2020年10月にバリアフリーと多言語で鑑賞できるオンライン型の劇場「THEATRE for ALL」をプロデュースするなど、活動の幅を広げている。令和3年度(第72回)文化庁芸術選奨・文部科学大臣賞新人賞【芸術振興部門】受賞。

リュウ・シャオイ(Emergency Stairs/避難階段 演出家、芸術監督)

シンガポール、香港
リュウ・シャオイは、アジアの実験演劇シーンの第一線で最も才能のあるアーティストの一人とみなされている。2016年にナショナル・アーツ・カウンシル・シンガポールのYoung Artist Awardを受賞。過去20年間に、シンガポールのEmergency Stairs/避難階段の芸術監督、香港の進念二十面體(ズニ・イコサヘドロン)のアーティスト・イン・レジデンスなど、キュレーター、ディレクター、劇作家、俳優として、70本以上の演劇作品に携わった。2018年には、デジタル・テクノロジーとアートのコラボレーションを発展させた新プロジェクト「No More Theatre」を開始。この10年は、地理上のボーダーや文化の違いを越えた対話とクリエーションを積極的に行っている。2017年からは毎年、アジアで評価の高い伝統芸能実演家や現代アーティストを一堂に集めた「Southernmost Project」を、自身のキュレーションにより開催。シャオイは、シンガポールとアジア太平洋地域の芸術文化における新たな才能の登場に常に注目をし、有望な若いリーダーのためのインキュベーション・プログラムとしてEmergency Academyを立ち上げ、自ら指導にあたる。このプログラムはこれまでに2回の開催で、16都市から合計40名のアーティストが参加した。

スケジュール

10月16日(日)13:00〜18:00(日本標準時)
※途中入退出可

タイムテーブル

13:00〜13:20 イントロダクション(20分)
13:20〜16:20 プレゼンテーション(180分)
16:20〜18:00 フィードバックセッション(100分)
18:00 終了予定

※上記タイムテーブルは変更の可能性があります。

当日パンフレット(PDF)

ダウンロードはこちら

言語

英語/日本語(通訳あり)

参加申込

無料(要事前申込)

参加申し込みはこちら
・参加申込は開始時刻まで可能です。
・ZoomのURLはお申込みいただいたメールに自動返信でお送りします。
・参加申込後の確認メールに記載されている予約情報ページより、直前までキャンセルが可能です。

会場

オンライン

ご参加にあたって

・本セッションでは、オーディエンスの皆様にも、プレゼンテーションのアクティビティやフィードバックにご参加いただきます。
・ビデオ会議ツールZoomを使用いたします。下記リンクより視聴環境をご確認ください。
Zoom のシステム要件
・Zoomの利用は、iPadやiPhone、Androidなどのスマートフォンからも可能ですが、パソコンからのアクセスを推奨いたします。
・Zoomミーティングではマスク等の着用や、アプリケーションによるエフェクトを使用して、素顔の分からない状態でもご参加いただけます。また、表示される名前は任意で設定いただけます。
・インターネット経由での配信のため、回線状況などにより、画像や音声が乱れる場合がございます。また、状況によっては配信を一時中断し再接続して再開する場合がございますが、予めご了承ください。
・当セッションは録画を行い、後日アーカイブとして東京芸術祭YouTubeでの期間限定での公開を予定しています。
・本イベントの録画・録音・キャプチャ等は固く禁止いたします。
・終了時間は前後する可能性がございます。

スタッフ

Asian Performing Arts Camp
ファシリテーター:山口惠子、ジェームズ・ハーヴェイ・エストラーダ
アートトランスレーター:山田カイル、植田悠
アートトランスレーターアシスタント:林慶子、小田切みなみ、梅田彩花
オンラインテクニカルディレクター:イトウユウヤ
制作:寺田凜、宮原叶

ファーム編集室
室長:鈴木理映子
アシスタントライター:船越千裕、長沼航、関口真生、鈴木まつり

Farm-Labオフィス(合同会社syuz’gen)
ファームチーフマネージャー:植松侑子
制作統括:谷陽歩
制作:前原拓也、古川真央、寺田凜、江口正登、大川智史、宮原叶、水戸亜祐美
広報:ユカワユウコ
バックオフィス:河村美帆香、染谷日向子

コミュニケーションデザインチーム(Art Translators Collective)
チーフ:田村かのこ
メンバー:山田カイル、水野響、春川ゆうき、森本優芽、植田悠

東京芸術祭ファームディレクター:多田淳之介
東京芸術祭ファーム共同ディレクター:長島確

東京芸術祭実行委員会事務局
東京芸術祭ファーム事務担当:室内直美

主催クレジット

主催:東京芸術祭実行委員会〔豊島区、公益財団法人としま未来文化財団、公益財団法人東京都歴史文化財団
  (東京芸術劇場・アーツカウンシル東京)、東京都〕
助成:令和4年度 文化庁 国際文化芸術発信拠点形成事業
協賛:アサヒグループジャパン株式会社

お問い合わせ

Farm-Lab オフィス
03-4213-4293(平日10時~19時)
farm@tokyo-festival.jp