vol.1 「今の日本で舞台芸術は公共性を獲得できるのか?」
人と人が集まることでできる 「世界」において多くの人に共通する問題が生じた際、「公共性」という概念が現れます。 「公共性」は「私」と「世界」の架け橋とも言えます。 しかしこの言葉は重要でありながら、一筋縄ではいかない多義性を持っています。 「私」という個を重視するか、「世界」という全体を重視するかでその意味合いは大きく異なります。
江戸時代の歌舞伎小屋は、普段出会わない人々が出会う公共的な場であったという研究や、現代の東京で舞台芸術を 活用した公共的な場づくりに取り組むプランニングチームの実践に関する発表を導入として、「今の日本で舞台芸術は 公共性を獲得できるのか?」という問いに向き合います。 日本的な「公共」とヨーロッパ的な「公共」のズレにも言及しながら、議論を深めていきたいと考えています。
登壇者:ビュールク トーヴェ、國分功一郎、長島確、杉田隼人 モデレーター:横山義志
日時:10月21日(月)18時30分~20時30分
会場:学習院大学目白キャンパス 西5号館302教室
〒171-8588 東京都豊島区目白1-5-1
学習院大学大学院人文科学研究科身体表象文化学専攻授業関連講座
入場無料・予約不要
※vol.2では言葉を聞き、受け入れることで他者と出会うための参加型対話プログラムを開催します。
詳細は後日発表いたします。
日時: 11月15日(金) 19:00
会場:あうるすぽっと 会議室B