「東京芸術祭ファーム ラボ」参加者募集開始のお知らせ

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東京芸術祭実行委員会は、2022年9月から12月にかけて、豊島区池袋エリアを中心に開催する「東京芸術祭 2022」の人材育成プログラム「東京芸術祭ファーム ラボ」の参加者募集要項をお知らせいたします。

東京芸術祭の人材育成と教育普及の枠組みである「東京芸術祭ファーム」は、「都市をほぐす/Unlearning Cities」をテーマに研究開発を通じた人材育成のための「ラボ」と、教育普及のための「スクール」の2つのカテゴリーで様々なプログラムを実施します。
本日6月1日(水)より、「ラボ」の『Farm-Lab Exhibition』『Asian Performing Arts Camp』『クリエイティブインターン』『アートトランスレーターアシスタント』『アシスタントライター』『制作アシスタント』の6プログラムの参加者募集を開始いたしました。

東京芸術祭ファーム:https://tokyo-festival.jp/tf_farm

Farm-Lab Exhibition

アジアを拠点に活動する若手アーティストが、文化、国籍やバックグラウンドが様々に異なるメンバーとクリエーションを行い、東京芸術祭やアジア各地での上演を目指したワークインプログレスを発表する創作トライアルプログラム。
今年はマニラ(フィリピン)を拠点に活動するセリーナ・マギリュー(東京芸術祭ファーム2021 Asian Performing Arts Camp 参加者)と、日本を拠点に活動するy/n(演出家・俳優の橋本清と批評家・ドラマトゥルクの山﨑健太によるユニット)がそれぞれ演出を担当する2チームによる創作を行います。また、メンターとしてダンスドラマトゥルクとして国内外で活躍する中島那奈子と、東京芸術祭ファーム共同ディレクターを務めるドラマトゥルクの長島確が創作をサポートします。

(1)セリーナ・マギリュー演出作品:日本国内を拠点に活動する出演者を公募
コンセプト:「QUEER ASIA(クィア・アジア)」

(2)y/n演出作品:日本以外のアジアを拠点に活動する出演者を公募
テーマ:「教育」

Asian Performing Arts Camp(オンライン)

約2ヶ月にわたり定期的にオンラインセッションを重ね、参加者それぞれの活動テーマや関心領域を出発点に、レクチャーやディスカッション、協働して行うリサーチを通して共に思考を深めるプログラム。
活動の最後には、参加者全員が期間中に取り組んだリサーチを一般公開のプレゼンテーション(オンライン)にて発表します。期間中はファシリテーター2名が参加者に伴走し、国や文化を超えた協働の可能性を共に探求していきます。ファシリテーターは、昨年より継続して山口惠子、また東京芸術祭 2021 From the Farm『フレ フレ Ostrich!! Hayupang Die-Bow-Ken!』ディレクションチームのひとりであるジェームズ・ハーヴェイ・エストラーダが務めます。アジアを拠点に活動する演出家、振付家、劇作家、ドラマトゥルク、プロデューサー等、舞台芸術の企画において重要な役割を果たす作り手を対象に参加者を公募します。

クリエイティブインターン

日本拠点の舞台芸術に携わる若手アーティストが、国際的な創造現場の経験を積むプログラム。
「Farm-Lab Exhibition」のオンライン稽古、滞在制作、成果発表(一般公開)のリハーサル及び本番のサポートを通じて、参加者自身が国際的な活動に踏み出すための基礎をつくることを目指します。国際的な活動に挑戦したい舞台芸術の分野で活動するアーティスト、クリエイターを対象に参加者を公募します。

アートトランスレーターアシスタント(通訳・翻訳)

コミュニケーションの観点から創作の場づくりをする「アートトランスレーター」は、国際協働企画において重要な役割を担っており、その意義や価値についても認識が高まっています。
東京芸術祭ファームでは、未来のアートトランスレーターが経験を積む場として、通訳・コミュニケーション業務をサポートする「アートトランスレーターアシスタント」を募集します。言語の変換にとどまらず、多文化・多言語間の創作のつなぎ手となる重要な役割を担います。
実際の国際協働の現場でアーティスト等と連携しながら、コミュニケーションデザインチームのもとで実践的な経験を積み、ノウハウを培う機会です。

ファーム編集室 アシスタントライター

舞台芸術の創作プロセスとその成果を言葉で記録し、論じるとはどういうことか、実際の文章執筆を通して学び、探究していくプログラム。
東京芸術祭ファームでは、あらためて舞台芸術を「言葉」にして伝える方法を模索、探求する「ファーム編集室」を立ち上げ、「アシスタントライター」を募集することとしました。ここでは、国際共同制作の現場に併走しつつ、実際に記事を企画し、執筆していただきます。参加者間での対話や編集室長からのフィードバックは、執筆のための思考や技術を深めるきっかけにもなるはずです。

制作アシスタント

今後、国際的なフィールドで活動していきたいと考えている日本国内の舞台制作者が、国際的な作品やプロジェクトのマネジメント経験を積むプログラム。
参加者は、東京芸術祭ファーム「Farm-Lab Exhibition」の制作チームとして、海外アーティストの招聘業務や様々なバックグラウンドをもつアーティストのクリエーションの現場で、制作補助業務を行います。国際的な作品やプロジェクトのマネジメント経験を積みたい舞台芸術制作者を対象に参加者を公募します。

※以上6プログラムの詳細・応募方法は東京芸術祭ファーム情報ページ(https://tokyo-festival.jp/tf_farm)のそれぞれの募集要項をご覧ください。

東京芸術祭ファームとは

東京芸術祭ファームは、東京芸術祭の人材育成と教育普及の枠組みです。アジアの若いアーティストの交流と成長のためのプラットフォームであったAPAF(Asian Performing Arts Farm)にフェスティバル/トーキョー(F/T)の研究開発・教育普及事業が合流し2021年にスタートしました。
今年の東京芸術祭ファームは、研究開発を通じた人材育成のための「ラボ」と、教育普及のための「スクール」の2つのカテゴリーで様々なプログラムを実施します。「ラボ」では、他者と協働しながら地域や分野を超えた「トランスフィールド」を開拓し、今後ますます流動的になる様々なボーダーを自由に行き来して活躍する人材の育成を目指します。「スクール」では、大学生を中心とした若い観客を対象に、レクチャーの受講やトークイベントへの参加、レポート執筆など、舞台作品を通して、考え、交流する機会を提供します。

東京芸術祭ファーム詳細 https://tokyo-festival.jp/tf_farm

東京芸術祭とは

東京芸術祭は、東京の多彩で奥深い芸術文化を通して世界とつながることを目指した都市型の総合芸術祭で、2016年から東京池袋エリアを中心に開催しています。

開催概要(予定)
名称:東京芸術祭 2022
会期:2022(令和4)年9月~12月
会場:東京都豊島区池袋周辺エリア
主催:東京芸術祭実行委員会[豊島区、公益財団法人としま未来文化財団、公益財団法人東京都歴史文化財団(東京芸術劇場・アーツカウンシル東京)、東京都]
​​助成:令和4年度 文化庁 国際文化芸術発信拠点形成事業
協賛:アサヒグループジャパン株式会社

※プログラム等の事業詳細については、今後順次発表していきます。​​
※内容は予告なく変更する場合があります。予めご了承ください。

プレスリリース

事業に関するお問い合わせ
東京芸術祭実行委員会事務局 TEL:050-1746-0996(平日10時-18時)

東京芸術祭ファームに関するお問い合わせ
Farm-Lab オフィス MAIL:farm@tokyo-festival.jp TEL:03-4213-4293(平日10時-19時)

広報に関するお問い合わせ
東京芸術祭実行委員会事務局広報 MAIL:press@tokyo-festival.jp​​ TEL:050-1751-9480(平日10時-18時)