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とおくのアンサンブル

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公演終了
コンセプト・演出・作曲:とくさしけんご

耳を澄ませて音や地形を体感する吹き抜け空間コンサート

サウナのための音楽や、F/T20『移動祝祭商店街 まぼろし編 その旅の旅の旅』でのまちなかで聴く音源作品など、人の営みの環境の中で音楽を捉えようとする作曲家とくさしけんごによる、吹き抜け空間で体感するコンサート。
互いに離れた場所に位置する奏者同士のアンサンブルに、とおくから耳を澄ませる。東京芸術劇場やまちなかの吹き抜け空間に、金管楽器群の生音が静かに共鳴する。心地よさと覚醒が共存した音体験となるでしょう。

【もっと楽しむ】
とくさしけんごの「秋の池袋を陽気にさまよう音楽10選」公開
https://tokyo-festival.jp/2023/special/3/

『とおくのアンサンブル』トークセッション
『とおくのアンサンブル』のとくさしけんご(コンセプト・演出・作曲)と、アドバイザーの箕口一美(東京藝術大学大学院国際藝術創造研究科教授)、長島確( FTレーベルプログラム・ディレクター)によるトークセッション。『とおくのアンサンブル』の創作の背景について語ります。
『とおくのアンサンブル』トークセッション

プロフィール

とくさしけんご

作曲家。1980年青森生まれ。
『MUSIC FOR SAUNA』シリーズ、ドラマ『サ道』劇伴、その他、TV、CM、ゲーム、映像、展示などのための音楽多数。『ととのうクラシック』など、クラシック音楽のコンピレーションシリーズ「新・クラシック セレクション」の監修もつとめる。第20回日本現代音楽協会作曲新人賞、第10回東京国際室内楽作曲コンクール第一位受賞。F/T19『移動祝祭商店街』、F/T20 移動祝祭商店街『その旅の旅の旅』では、その場所に元々ある音と共存し、まちの環境、聴覚に補助線を入れるような音楽プロジェクトを展開した。

アーティストメッセージ

いきなりサウナの話で恐縮ですが、サウナに入り、水風呂に入り、外気浴などをしていると、やや離れた浴室の桶の残響や、かなり高いところの鳥の鳴き声などが、木々のざわめきと共に聞こえてきたりします。その音は距離感や方角を伴っていて、地形ごと聴いているような気持ちになります。

ぜひ、秋の池袋の吹き抜け空間に、ふらりと耳を澄ませにいらしてください。奏者もみなさんも耳を澄ませています。なぜなら互いにとてもとおくにいるからです。

音は地形と密接な関係にあります。

とくさしけんご

ディレクターメッセージ

とくさしけんごさんは、聴く人の耳を奪ったり独占したりするのではなく、耳をちょっと拝借したり、耳を(例えば周囲の環境音と)分かち合ったりするような、不思議なありかたの音楽を作るアーティストです。今回の2か所の会場も、決して静かな場所ではありません。人々の行き交う話し声、エレベーターやATMのアナウンス、バスの発車音など、いつもは気にしていないけど、確かに音が存在する場所です。互いに遠く離れた楽隊が、吹き抜け空間につかのま音楽を挿入します。建物の構造を活かした、ちょっと不思議なコンサートです。

長島確、河合千佳(FTレーベルプログラム・ディレクター)

日程・会場

  • 10月7日(土):メトロポリタンプラザビル自由通路(JR池袋駅)
  • 10月14日(土):東京芸術劇場 アトリウム

上演時間

15分(予定)

上演スケジュール

10月7日(土)
メトロポリタンプラザビル自由通路
(JR池袋駅)

10月14日(土)
東京芸術劇場 アトリウム

13:00 14:30
16:00 17:00
20:00 19:30

 

★10月14日(土)18:00-18:30アーティストトーク「トークのアンサンブル」
出演:とくさしけんご(コンセプト・演出・作曲)、山下純平(コンサートマスター)、守山真利恵(舞台監督)
司会:長島 確(FTレーベルプログラム・ディレクター)
会場:東京芸術祭ひろば(東京芸術劇場アトリエイースト)

※やむを得ぬ事情により、記載内容・公演情報等に変更が生じる場合がございます。

※10月14日(土)の出演者に変更がありました。
出演(トロンボーン):安久津理子、岩倉宗二郎、大泉茉弓、覚張俊介、久保田和弥、櫻井俊、佐藤敬一朗、鶴田 陸、手島敬人、東川暁洋、直井紀和、廣田 純一、藤島裕也、山田航平

出演者プロフィール

山下純平(コンサートマスター)

山下純平(コンサートマスター)

長崎県佐世保市出身。東京芸術大学を卒業。ベルリン ハンス・アイスラー音楽大学を経て、ヴュルツブルク音楽大学を卒業。
コットブス・ブランデンブルク州立歌劇場において、常客演奏者として多くの公演に出演。藝大フィルハーモニア管弦楽団、九州交響楽団と共演。
松永憲二、古賀慎治、石川浩、オラフ・オット、アンドレアス・クラフトの各氏に師事。
ぱんだウインドオーケストラ トロンボーン奏者。クルトワ・ジャポンメンバー。

安久津理子

安久津理子

東京藝術大学卒業。
第20回日本トロンボーンコンペティション高校生以下の部第2位。フィンランド・リエクサブラスウィーク内第4回トロンボーンコンペティション第3位。大学在学中に安宅賞、卒業時に同声会賞を受賞。藝大フィルハーモニア管弦楽団、愛知室内オーケストラと共演。
埼玉県立大宮光陵高等学校音楽科非常勤講師。

岩倉宗二郎

岩倉宗二郎

宮崎県出身。武蔵野音楽大学卒業。桐朋オーケストラアカデミー修了。
平成29年度武蔵野音楽大学卒業演奏会、武蔵野音楽大学音楽学部新人演奏会、ヤマハ管楽器新人演奏会に出演。2018年セイジ・オザワ 松本フェスティバル:子どものための音楽会に出演。
第3回名古屋トロンボーンコンペティション第2位。第34回練馬区新人演奏会出演者選考オーディション金管部門最優秀賞。第34回練馬新人演奏会において東京フィルハーモニー交響楽団とソリストとして共演。第16回関西トロンボーン協会・コンクール成人ソロ部門第1位。第24回コンセール・マロニエ第2位。
トロンボーンを村田秀文、松原正幸、佐藤一哉、桒田晃の各氏、室内楽を須山芳博氏に師事。

上田愛香

上田愛香

富山県立呉羽高等学校卒業。現在東京藝術大学音楽学部器楽科テナー・トロンボーン専攻3年次在学中。2022年7月 神田めぐみ氏のマスタークラスを受講。
これまでにトロンボーンを廣瀬大悟、稲場一朗、黒金寛行、石川浩、古賀慎治の各氏に師事。室内楽を日髙剛、栃本浩規、古賀慎治の各氏に師事。

大泉茉弓

大泉茉弓

これまでにトロンボーンを呉 信一、箱山 芳樹、菊池 公佑の各氏に師事。
第19回日本トロンボーンコンペティション第1位。
第9回仙台トロンボーンコンペティション最優秀賞受賞。
第13回関西トロンボーン協会コンクール第1位。
2016年セイジ・オザワ松本フェスティバルOMF室内楽勉強会〜金管アンサンブル〜に参加。
日本トロンボーンコンペティション〈独奏部門〉一般の部第1位。

覚張俊介

覚張俊介

東京都出身。昭和音楽大学音楽学部器楽学科弦管打科演奏家コース卒業。同大学給費生。これまでにトロンボーンを小田桐寛之、井上順平、古賀慎治、嶋田慎、玉木優の各氏に師事。
神奈川県高文連主催ソロ・コンテスト奨励賞。第3回日本管弦打楽器ソロ・コンクール金管部門銀賞(2位)。フリーランスとして、都内オーケストラでの客演演奏や後進の指導に力を注いでいる。Trombone Quartet 虎徹 Kotetsuメンバー。

久保田和弥

久保田和弥

栃木県宇都宮市出身 東京藝術大学音楽学部卒業 同声会新人賞・アカンサス音楽賞を卒業時に受賞。
第17回 チェジュ国際金管打楽器コンクール 第1位。
第38回 日本管打楽器コンクール トロンボーン部門 第1位。
現在フリーランスとしてオーケストラのエキストラ、スタジオレコーディング等に参加し活動している。 トロンボーンを古賀慎治、石川浩、黒金寛行の各氏に師事。

櫻井俊

櫻井 俊

東京都出身。東京音楽大学卒業。
2019年9月兵庫芸術文化センター管弦楽団に入団。
2023年5月には同団主催のリサイタルシリーズに出演。
同年9月より活動拠点を東京に移し、オーケストラ、室内楽、ソロなど幅広く活動している。
これまでにトロンボーンを呉信一、箱山芳樹、新田幹男の各氏に師事。
The Wind Wave、Gatti Brass Ensemble各メンバー。

佐藤敬一朗

佐藤敬一朗

宮城県利府町出身。 宮城県立利府高等学校を経て、2011年東京藝術大学を卒業。トロンボーンを秋山鴻市、石川浩、山本浩一郎の各氏に師事。第12回日本トロンボーンコンペティション第3位。2009年小澤征爾音楽塾オペラプロジェクトX参加。2013年5月東京佼成ウインドオーケストラ東北ツアーにてソリストを務める。トワイライト・トロンボーンカルテット、トロンボーンアンサンブル スライドジャパン、コントラバストロンボーンデュオ『爆奏!デコントラ野郎たち』メンバー。現在、東京佼成ウインドオーケストラバストロンボーン奏者。

鶴田 陸

鶴田 陸

長崎県出身。沖縄県立芸術大学、東京藝術大学別科修了。
2017年3月第23回おきでんシュガーホール新人演奏会入選 、2018年11月第4回日本トロンボーンコンペティションカルテット部門第2位(Kraken Trombone Quartet )、2018年12月第15回関西トロンボーン協会・コンクール成人ソロ部門第3位。
現在、富士山静岡交響楽団トロンボーン奏者
これまでにトロンボーンを松永憲二、井上順平、𠮷川武典、古賀慎治、黒金寛行の各氏に師事。

手島敬人

手島敬人

東京藝術大学バストロンボーン専攻卒業。
2023 ヤマハ管楽器新人演奏会に出演。
これまでにバストロンボーンを、黒金寛行、古賀慎治の各氏に師事。
 現在はフリーランスのバストロンボーン奏者として活動する傍らJ.Sバッハを愛する者として編曲、演奏活動も行っている。

東川暁洋

東川暁洋

香川県高松市出身。東京藝術大学を経て現在、藝大フィルハーモニア管弦楽団トロンボーン奏者。香川県文化芸術新人賞受賞。
第10回日本トロンボーンコンペティション第1位、第29回日本管打楽器コンクールトロンボーン部門第1位、第12回東京音楽コンクール金管部門第2位。
これまでに文部科学大臣賞、東京都知事賞を受賞。

直井紀和

直井紀和

バーゼル音楽大学院修了。
ブランデンブルク州立歌劇場コトブス2/3番奏者契約団員を務め帰国。
帰国後はBach collegium Japanや群馬交響楽団等に客演しながら活動を行う。尚美ミュージックカレッジ専門学校非常勤講師。

廣田 純一

廣田純一

京都府長岡京市出身。2010年東京藝術大学音楽学部、2012年東京藝術大学大学院音楽研究科を卒業。学部卒業時、同声会賞受賞。トロンボーンを湯浅篤史、古賀慎治、吉川武典の各氏に師事。第8回東京音楽コンクール入選。トワイライト・トロンボーンカルテットメンバー。室内楽を中心とした作•編曲も数多く行っている。現在、フリーランスのトロンボーン奏者として、関東を中心に活動中。

藤島裕也

藤島裕也

熊本県合志市出身、10歳からトロンボーンを始める。第13回日本トロンボーン学生音楽コンクール独奏部門第1位。副賞でリサイタルを行い好評を博す。卒業時には東京音楽大学卒業演奏会に出演する。これまでにトロンボーンを新田幹男氏、岡本憲昭氏、野々下興一氏の各氏に師事

山田航平

山田航平

幼少期より、バストロンボーンを始める。2011年4月、洗足学園音楽大学器楽科入学。
在学中より、クラシックを勉強する傍ら、JAZZにも精力的に勉強する。2015年3月、洗足学園音楽大学器楽科を卒業。
2016年3月、第6回トロンボーンクァルテットコンクール・イン・ジパングにて第2位を獲得。2016年6月、アメリカニューヨークで開催された、International Trombone Association主催 Trombone Quartet Competitionにて優勝。これまで、トロンボーンを秋山鴻市、古賀光の各氏に師事。現在、フリーランスのトロンボーン奏者としてクラシック、JAZZの両面において活躍中。

ご来場されるみなさまへ

  • 会場では、記録・広報用に写真、並びに動画の撮影(音声を含む)をいたします。撮影(音声を含む)素材は報告書や公式HPのほか広報活動、およびプログラム会場での使用・公開等、広く使用させていただきます。また、報道社による写真や動画撮影の可能性もございます。予めご了解いただけますよう、よろしくお願いいたします。
  • やむを得ぬ事情により、記載内容・公演情報等に変更が生じる場合がございます。発熱や体調不良時には来館や来場をお控えください。
  • マスク着用は個人の判断となります。混雑時等、必要に応じて着用してください。
  • 咳エチケットや手洗いの励行を推奨しております。

クレジット

コンセプト・演出・作曲:とくさしけんご
コンサートマスター(トロンボーン):山下純平
出演(トロンボーン):安久津理子、岩倉宗二郎、上田愛香、大泉茉弓、覚張俊介、久保田和弥、櫻井俊、佐藤敬一朗、鶴田 陸、手島敬人、東川暁洋、直井紀和、廣田 純一、藤島裕也、山田航平
アドバイザー:箕口一美(東京藝術大学大学院国際藝術創造研究科教授)、酒井雅代
デザイン:青木正
制作:小倉明紀子、嶋田敬介(NPO法人アートネットワーク・ジャパン)
制作補佐:名取萌音
FTレーベルプログラム・ディレクター:長島確、河合千佳
協力:株式会社JR東日本ビルディング

主催クレジット

主催:東京芸術祭実行委員会〔公益財団法人東京都歴史文化財団(東京芸術劇場・アーツカウンシル東京)、東京都〕
協賛:アサヒグループジャパン株式会社

お問い合わせ

東京芸術祭実行委員会事務局
『とおくのアンサンブル』制作オフィス(NPO 法人アートネットワーク・ジャパン内)
050-5527-2731(平日 10:00〜17:00)
openair-tf@anj.or.jp(担当:小倉・嶋田)