とくさしけんごの「秋の池袋を陽気にさまよう音楽10選」

東京芸術祭 2023 プログラム『とおくのアンサンブル』のコンセプト・演出・作曲を担当する作曲家・とくさしけんごさんによる「秋の池袋を陽気にさまよう音楽10選」を公開しました。池袋エリアを中心に開催する東京芸術祭とあわせてぜひお楽しみください!

とくさしけんごの「秋の池袋を陽気にさまよう音楽10選」

1. 2814 / 一緒に私たちは、市内の遺跡を歩く
2. ダリウス・ミヨー / 2台のピアノのための協奏曲 第1番 Op.228から 第1楽章
3. DJ Synthesizer / Empty Sunday
4. アルテュール・オネゲル / 室内協奏曲から第1楽章
5. ザ・ビーチ・ボーイズ / Passing By
6. ボフスラフ・マルティヌー / パルティータ「組曲第1番」H.212からから 第1楽章
7. アリス・バブス / No Words Blues
8. ジョバンニ・ガブリエリ / エコーによる12声部のためのカンツォン
9. アントニオ・カルロス・ジョビン / Dialogo
10. 仮想夢プラザ / あなたを待って

【コメント】
池袋の雑踏の、人混みの中にいながらの匿名性の心地よさ。
90年代から比べると池袋の雰囲気もずいぶん変わりましたが、かつてからあった匿名性や抽象性は、コクのある街の味わいとなってきているように感じます。匿名性や抽象性にコクが出るなんて!
秋の抽象的な雑踏を陽気にさまよう音楽を10曲、どうぞ。


【プロフィール】
とくさしけんご
作曲家。1980年青森生まれ。
『MUSIC FOR SAUNA』シリーズ、ドラマ『サ道』劇伴、その他、TV、CM、ゲーム、映像、展示などのための音楽多数。『ととのうクラシック』など、クラシック音楽のコンピレーションシリーズ「新・クラシック セレクション」の監修もつとめる。第20回日本現代音楽協会作曲新人賞、第10回東京国際室内楽作曲コンクール第一位受賞。F/T19『移動祝祭商店街』、F/T20 移動祝祭商店街『その旅の旅の旅』では、その場所に元々ある音と共存し、まちの環境、聴覚に補助線を入れるような音楽プロジェクトを展開した。

とおくのアンサンブル


耳を澄ませて音や地形を体感する吹き抜け空間コンサート


コンセプト・演出・作曲:とくさしけんご

サウナのための音楽や、F/T20『移動祝祭商店街 まぼろし編 その旅の旅の旅』でのまちなかで聴く音源作品など、人の営みの環境の中で音楽を捉えようとする作曲家とくさしけんごによる、吹き抜け空間で体感するコンサート。
互いに離れた場所に位置する奏者同士のアンサンブルに、とおくから耳を澄ませる。東京芸術劇場やまちなかの吹き抜け空間に、金管楽器群の生音が静かに共鳴する。心地よさと覚醒が共存した音体験となるでしょう。

日程・会場
10月7日(土):メトロポリタンプラザビル自由通路(JR池袋駅)
10月14日(土):東京芸術劇場 アトリウム
料金:無料・予約不要(予定)

▷タイムスケジュールなどプログラム詳細はこちら