PROGRAM
直轄プログラム FTレーベル
ロロ『オムニバス・ストーリーズ・プロジェクト(カタログ版)』
- ヒアリングループ対応
- 託児サービス
- 車イス対応
出演:⼤場みなみ 北尾 亘(Baobab) ⽥中美希恵 端⽥新菜(ままごと) 福原 冠(範宙遊泳) 松本亮
50名以上の登場人物が織りなす無数の物語
東京芸術祭2021では、死(者)との向き合い⽅をテーマに創作した『Every Body feat. フランケンシュタイン』でカンパニーとしての新境地を披露したロロ。
本作は、主宰の三浦直之が、各地の⼤学⽣、および公共劇場での市⺠参加作品のために書き下ろす群像劇の東京芸術祭バージョン。
50名以上の登場人物のプロフィールと、”彼ら”にまつわる短いエピソードをもとに構成された、ロロ初のオムニバスストーリーを上演する。
日常の一コマを何遍も積み重ねた先に浮かび上がるのは、時代や街、あるいは、わたしたちが生きている世界そのものかもしれない。
【もっと楽しむ】
木ノ下裕一(木ノ下歌舞伎主宰)×三浦直之(ロロ主宰) スペシャル対談【前編】
木ノ下裕一(木ノ下歌舞伎主宰)×三浦直之(ロロ主宰) スペシャル対談【後編】
オムニバス・ストリーズ・プロジェクトとは?
三浦直之が書き下ろした50のキャラクターと全国を旅する上演プロジェクト。
「防犯⽤のカラーボールを投げてみたいコンビニ店員」
「祖父の形見のハンマーを持ち歩く妊婦」
「免許の返納に悩む喫茶店のマスター」
「雑談講座の講師と生徒」
「遠出をするとバッテリー切れになる電動自転車」…
用意されているのは【氏名】【年齢】【エピソード】が記された各キャラクターの300字程度のプロフィール、そして1キャラクターにつき1ページの台本のみ。
ロロの本公演では光の当てられることのなかった物語未満の営みを掬い上げ、実験的にオムニバス形式で紡いでいく。
プロジェクトの第1弾として「カタログ版」と題し東京芸術祭にて全キャラクターの台本を一挙上演。6名の出演者が50のキャラクターを演じ分け、バラバラの場所と時間を繋ぎ合わせる。
以降は各地の大学や劇場で、登場人物を引き継いだ別バージョンのクリエーションが予定されている。
プログラムディレクターズコメント
ロロは大変魅力的な物語の語り手であり、物語の中で人と人が共にいるときの「優しさ」をどこまでも肯定し通そうとしているのがいつもすごいと思っています。今回はまた新たなチャレンジです。大量の登場人物の設定だけを作り、上演する際にその中から選んでふくらませて使えるキットのようなものを開発しようとしています。先にすべてを決めてしまうわけではなく、主従関係や一方通行を崩して、開かれた協働作業の形があるとしたらどんなだろう、というとても難しい問いに、めっちゃ面白い形で答えが与えられようとしています。
長島確、河合千佳(FTレーベルプログラム・ディレクター)
プロフィール
三浦直之 みうら・なおゆき
宮城県出身。ロロ主宰。劇作家/演出家。2009年、主宰としてロロを旗揚げ。「家族」や「恋人」など既存の関係性を問い直し、異質な存在の「ボーイ・ミーツ・ガール=出会い」を描く作品をつくり続けている。古今東⻄のポップカルチャーを無数に引用しながらつくり出される世界は破天荒ながらもエモーショナルであり、演劇ファンのみならずジャンルを超えて老若男女から支持されている。ドラマ脚本提供、MV監督、ワークショップ講師など演劇の枠にとらわれず幅広く活動。2019 年脚本を担当した NHKよるドラ『腐女子、うっかりゲイに告(コク)る。』で第16回コンフィデンスアワード・ドラマ賞脚本賞を受賞。
ロロ
劇作家・演出家の三浦直之が主宰を務める劇団。2009年結成。古今東⻄のポップカルチャーをサンプリングしながら既存の関係性から外れた異質な存在のボーイ・ミーツ・ガール=出会いを描き続ける作品が老若男女から支持されている。15 年に始まった『いつ高』シリーズでは高校演劇活性化のための作品制作を行うなど、演劇の射程を 広げるべく活動中。主な作品として東京芸術祭 2021参加作品『Every Body feat. フランケンシュタイン』(21 年)、『ロマンティックコメディ』(22 年)、『BGM』(23年)など。
上演スケジュール
開演時間 |
10月7日(土) | 10月8日(日) | 10月9日(月・祝) | 10月10日(火) | 10月11日(水) | ||
13:00 | 休 演 日 |
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14:00 | ★ | ★ | |||||
18:00 | ⚫️ | ||||||
19:00 |
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開演時間 |
10月12日(木) |
10月13日(金) |
10月14日(土) | 10月15日(日) |
13:00 | ⚫️ | ⚫️ | ||
14:00 | ||||
18:00 | ⚫️ | |||
19:00 | ★ | ▲ |
上演時間:約90分(途中休憩なし)
受付:開演 60 分前 開場:開演 30 分前
★10月10日(火)19:00 アフタートーク(ご参加は当日チケットをお持ちの方に限ります)
三浦直之×上坂あゆ美
***追加アフタートーク決定!***(10/9更新)
10月8日(日)14:00
三浦直之、大場みなみ、北尾亘、松本亮
10月9日(月・祝)14:00
三浦直之、田中美希恵、端田新菜、福原冠
10月12日(木)19:00
三浦直之×松本壮史
▲:収録のため、客席内にカメラが設置されます。予めご了承ください。
登壇者プロフィール
上坂あゆ美
歌人、エッセイスト。1991年生まれ、静岡県出身。東京都在住。2022年2月に第一歌集『老人ホームで死ぬほどモテたい』(書肆侃侃房)を刊行。ニッポン放送『オールナイトニッポン0』で単独パーソナリティを務めるなど、幅広いメディアに出演。
上坂あゆ美 X(Twitter)
松本壮史
映画、CM、ドラマ、MV などの映像監督。1988年 埼玉県出身。多摩美術大学卒業。2021年 「サマーフィルムにのって」で長編映画デビュー。他、主な作品に映画「青葉家のテーブル」、WOWOWドラマ「ながたんと青と」、NHK 藤子・F・不二雄SF短編ドラマ「親子とりかえばや」、テレビ東京「お耳に合いましたら。」くるり、日向坂46、サニーデイ・サービスのMVなど。第13回 TAMA映画賞 最優秀新進監督賞。第31回日本映画プロフェッショナル大賞、新人監督賞。
会場
東京芸術劇場
〒171-0021 東京都豊島区西池袋1-8-1
電話 03-5391-2111(代表) ファックス 03-5391-2215
<受付時間>9:00~22:00(休館日を除く)
JR・東京メトロ・東武東上線・西武池袋線 池袋駅西口より徒歩2分。駅地下通路2b出口と直結しています。
ご来館されるみなさまへ
- 発熱や体調不良時には来館や来場をお控えください。
- マスク着用は個人の判断となります。混雑時等、必要に応じて着用してください。
- 咳エチケットや手洗いの励行を推奨しております。
スタッフクレジット
美術:青木拓也
照明:富山貴之
音響:池田野歩
衣裳:臼井梨恵
舞台監督:原口佳子
舞台監督助手:森山香緒梨
稽古進行:中村未希
演出助手:西岳
デザイン:佐々木俊
制作助手:大蔵麻月
制作:奥山三代都(ロロ)、坂本もも(ロロ)
アクセシビリティ
全日程で定価(4,000円)より障害者10%割引、車椅子スペース、ヒアリングループ(磁気ループ)作動、託児サービス(詳細は東京芸術劇場鑑賞サポート情報をご覧ください)
主催クレジット
主催:東京芸術祭実行委員会〔公益財団法人東京都歴史文化財団(東京芸術劇場・アーツカウンシル東京)、東京都〕
協賛:アサヒグループジャパン株式会社
お問い合わせ
東京芸術祭事務局
TEL: 050-1746-0996(平日10:00〜18:00)