直轄プログラム

SPAC-静岡県舞台芸術センター
『夢と錯乱』

  • 演劇

撮影:三浦興一

発売日:9月10日(土)10:00 一般発売
*9/3(土)よりSPACの会会員先行あり

*未就学児⼊場不可。
各種割引については、枚数限定・前売のみ・入場時に要証明書提示。

チケット取扱:
・東京芸術劇場ボックスオフィス
・チケットぴあ
・イープラス
・Confetti (カンフェティ)

どシリアスなひとり舞台というのも「アングラ」ならではの魅力のひとつだが、
このくらいすごくないとそうそう人にはお勧めできない。
そして観終えてみると、正確にはひとり舞台を観たとも言いにくく、
これはまるで美加理さんと宮城聰さんのふたり舞台ではないか。
いよいよほんものの退廃都市となってきた東京の一角でこれを観たら、
今度こそほんとうに向こう側に連れて行ってもらえるかもしれない、と心が躍る。
武富健治(漫画家)

演出:宮城聰
作:ゲオルク・トラークル
訳:中村朝子

出演:美加理

照明デザイン:大迫浩二
音響デザイン:澤田百希乃
衣裳デザイン:清千草

舞台監督:渡部景介
演出部:杉山悠里 土屋克紀
選曲:宮城聰
照明:小早川洋也
美術担当:吉田裕梨
制作:大石多佳子 久我晴子 宍戸円(東京芸術祭)
広報協力:西原栄
宣伝美術:小見大輔

製作:SPAC-静岡県舞台芸術センター

生の岸辺へ

夭折の天才詩人トラークルが死の数ヶ月前に著した自伝的散文詩『夢と錯乱』。突出した文才に恵まれながらも、挫折と罪悪感に苛まれるトラークル自身の人生を映したかのようなこの詩の深い憂鬱を、死の影を、その色彩と音を、俳優とともにたどる。

***

フランス演劇界の巨匠クロード・レジは『夢と錯乱』を最後の演出作として選び、2018年に静岡県舞台芸術公園「楕円堂」で上演、闇と沈黙が織りなすその比類ない世界は、観客を感性の臨界へと連れ去った。伝説の舞台から4年、レジの死から3年。30年以上にわたって創作活動を共にする宮城聰と美加理が、トラークルの、そしてすべての人間の救いへの希求を漆黒の空間に響かせる、亡きレジへの静かなオマージュ。

―この世に言葉はあふれているけれど、その中でごくわずか、「生き死にに関わる」言葉というものがある。「絶対的な詩」と呼んでもいいその言葉、書き手にとってのっぴきならないそのような言葉が生まれた瞬間、それを記しながら書き手の身体はしたたかに傷を受けている。もちろんその「傷」は、死に向かうものばかりでなく、俗世の上空にある「喜び」に向かわせてくれるものもある。そのような「深い生き死に」に関わる言葉を、その言葉が書かれた瞬間の詩人の身体の「傷つき」とともに出現させること。つまり俳優があらゆる防具を捨ててその言葉の生まれた瞬間瞬間のからだを生きること。レジさんが求めていたのはそういうことではないか。「絶対的な詩」は、その言葉とほんとうに直面した人間を「生の岸辺」に連れてゆきます。その岸辺の向こうにあるのは、死、あるいは彼岸でしょう。いずれにしても、それは怖ろしいものではない。なぜなら、それを見ることで人はやっと「生」を知ることができるのだから。―
(「悲劇喜劇」2020年3月号掲載[追悼 クロード・レジ]宮城聰「クロード・レジ、岸辺への案内者」より)



ゲオルク・トラークル Georg Trakl (1887-1914)
1887年オーストリア・ザルツブルク生まれ。詩人。幼少より文学に傾倒し、兵役を終えた1912年から詩作が定期的に雑誌に掲載され、1913年には作品集『詩集』を出版。第一次大戦が始まると衛生兵として戦地へ赴くが、ピストルで自殺未遂を図り、クラクフの精神病院に強制送還される。鬱に悩まされ、薬物の過剰摂取により27歳の若さで死去。活動期間は短いものの、ヴィトゲンシュタインから支援を受けるなど同時代の芸術家からも支持され、表現主義の代表的な詩人として知られている。

プロフィール

@ 新良太

宮城聰(みやぎ・さとし)

演出家。SPAC-静岡県舞台芸術センター芸術総監督。東京芸術祭総合ディレクター。東京大学で小田島雄志・渡辺守章・日高八郎各師から演劇論を学び、1990年ク・ナウカ旗揚げ。国際的な公演活動を展開し、同時代的テキスト解釈とアジア演劇の身体技法や様式性を融合させた演出で国内外から高い評価を得る。2007年4月SPAC芸術総監督に就任。自作の上演と並行して世界各地から現代社会を鋭く切り取った作品を次々と招聘、またアウトリーチにも力を注ぎ「世界を見る窓」としての劇場運営をおこなっている。2017年『アンティゴネ』をフランス・アヴィニョン演劇祭のオープニング作品として法王庁中庭で上演、アジアの演劇がオープニングに選ばれたのは同演劇祭史上初めてのことであり、その作品世界は大きな反響を呼んだ。他の代表作に『王女メデイア』『マハーバーラタ』『ペール・ギュント』など。2004年第3回朝日舞台芸術賞受賞。2005年第2回アサヒビール芸術賞受賞。2018年平成29年度第68回芸術選奨文部科学大臣賞受賞。2019年4月フランス芸術文化勲章シュヴァリエを受章。

美加理(みかり)

東京生まれ。1979年、寺山修司作・演出『青ひげ公の城』でデビュー。80年代小劇場界で活躍後、90年より宮城聰率いるク・ナウカの中心メンバーとして活動。98年、SPACに初参加し、2010年から毎年出演している。“想像力を喚起する身体”“パフォーマーとしての圧倒的な集中力”と評される存在感とパフォーマンスは、国内外で高い評価を得ている。主な出演作『天守物語』(富姫)『王女メデイア』(メデイア)『マハーバーラタ』(ダマヤンティ)『アンティゴネ』(アンティゴネ)など多数。

あらすじ

夕暮れ、夜、暗い部屋。没落する一族の、痛みと悲しみを抱えた少年。彼の周りには明るい花々や愛してくれる人々はなく、枯れた木々や冷たく砕ける石、そして獣ばかりがいた。欠落した世界の中で汚れ、錯乱し、朽ち、消えゆこうとする少年の前に妹が現れる。

上演スケジュール

10月14日(金)19:00開演
10月15日(土)16:30開演
10月16日(日)16:30開演*

*受付開始は開演の1時間前、開場は開演の30分前
*視覚に障害のあるお客様のための音声ガイドの貸し出しあり。(台数限定・要予約)

アクセシビリティ / 字幕の有無

*視覚に障害のあるお客様のための音声ガイドの貸し出し。(台数限定・要予約 対象日:10月16日(日) 16:30公演)

言語

日本語

チケット情報

チケット料金:
全席指定・税込
・一般 5,000円
・25歳以下 3,000円
・高校生以下 1,000円
・豊島区民割引 4,500円
・SPACの会会員 4,000円(SPACチケットセンターのみ取扱)

チケット取扱:
東京芸術劇場ボックスオフィス
チケットぴあ
イープラス他予定

*未就学児入場不可
*25歳以下、高校生以下、豊島区民割引チケットは東京芸術劇場ボックスオフィスにて前売のみ取扱い(枚数限定・要証明書)。
*車いすでご鑑賞を希望のお客様は、事前に東京芸術劇場ボックスオフィス(0570-010-296)へお問い合わせください。
*主催者の同意のない譲渡は禁止されています。

発売日:9月10日(土)一般発売

★一般発売日に先駆けて、9月3日(土)より、SPACの会会員割引チケット発売!
一般5,000円→4,000円
(SPACチケットセンター(TEL 054-202-3399)にて
一般チケットのみ、各公演日の3日前18時まで取扱)
※他の割引と併用は出来ません。
※SPACの会へのご入会についてはこちらをご確認ください。
https://spac.or.jp/support/membership/friends

チケット取扱:
・東京芸術祭チケットサイト
https://tokyo-festival.jp/2022/ticket/
・東京芸術劇場ボックスオフィス(休館日を除く10:00~19:00)
0570-010-296
https://www.geigeki.jp/t/
・チケットぴあ
セブン-イレブン(Pコード:514-647)
https://w.pia.jp/t/tokyo-festival-spac/
・イープラス
ファミリーマート店舗
https://eplus.jp/yumetosakuran/
・Confetti (カンフェティ)
0120-240-540※通話料無料(平日10:00~18:00オペレーター対応)
http://confetti-web.com/yumetosakur

■託児サービス(劇場内の一時託児をご利用いただけます。有料・定員制)
ご予約受付・お問合せ:株式会社ミラクス ミラクスシッター0120-415-306
(平日10:00~19:00) 希望日1週間前迄に要申込/生後3ヶ月~小学校入学前までのお子様対象

ご来場にあたっての注意事項

新型コロナウィルス感染拡大防止の対策を講じたうえで、本公演を開催いたします。
ご来場の際は必ず東京芸術祭WEBサイト内の下記ページをご覧ください。
▶東京芸術祭コロナ対策ページ
・マスクの常時着用をお願いいたします。
・37.5度以上の発熱がある方や体調不良が認められる方等は当日ご入場をお断りする可能性がございます。予めご了承ください。

会場

東京芸術劇場 シアターイースト

主催クレジット



主催:東京芸術祭実行委員会〔豊島区、公益財団法人としま未来文化財団、公益財団法人東京都歴史文化財団
  (東京芸術劇場・アーツカウンシル東京)、東京都〕、SPAC-静岡県舞台芸術センター
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)
   独立行政法人日本芸術文化振興会
協賛:アサヒグループジャパン株式会社
協力:一般社団法人日本障害者舞台芸術協働機構

お問い合わせ

東京芸術祭実行委員会事務局
050-1746-0996 (平日10:00〜18:00)

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