PROGRAM
芸劇オータムセレクション
WORLD BEST PLAY VIEWING
ワールド・ベスト・プレイ・ビューイング
【A】太陽劇団『モリエール』
(1978年フランス・イタリア合作映画/2022年4Kデジタルリマスター版)
愛と革命、芝居に生きた男の一大ロマン!
原題:MOLIÈRE ou la vie d'un honnête homme/ LE FILM EN VERSION RESTAURÉE
監督・脚本:アリアーヌ・ムヌーシュキン
出演:フィリップ・コーベール、ジョゼフィーヌ・ドレンヌ、ブリジット・カティヨンほか
[上映時間:4時間25分 (休憩あり) ]
【B】太陽劇団『最後のキャラバンサライ(オデュッセイア)』(2006年)
難民問題に果敢に切り込む迫真の舞台劇!
原題:LE DERNIER CARAVANSÉRAIL(Odyssées)
監督:アリアーヌ・ムヌーシュキン
作・出演:太陽劇団(テアトル・デュ・ソレイユ)
[上映時間:4時間50分 (休憩あり) ]
【C】インターナショナル・シアター・アムステルダム『ローマ悲劇』(2021年)
現代人を撃つシェイクスピア/血の抗争!
原題:Romeinse tragedies
原作:ウィリアム・シェイクスピア
演出:イヴォ・ヴァン・ホーヴェ
出演:インターナショナル・シアター・アムステルダム(ITA)
[上映時間:5時間40分 (休憩あり) ]
Photo :(上)太陽劇団『モリエール』©Michèle Laurent
(中)同上『最後のキャラバンサライ(オデュッセイア)』©Michèle Laurent
(下)ITA『ローマ悲劇』©️Jan Versweyveld
世界中の観客を熱狂させる演劇界最⾼峰の作品をスクリーンで公開
演劇から映像へーー。ドラマづくりの最前線を行く先鋭的劇団の傑作を特別上映。
”早送り”できない映像体験、超スペクタクルに浸る5日間!
プロフィール
アリアーヌ・ムヌーシュキン Ariane Mnouchkine
(太陽劇団主宰・演出家・映画監督)
1939年パリ生まれ。59年ソルボンヌ大学在学中に演劇集団A.T.E.P.(パリ学生演劇協会)を結成。
64年にA.T.E.P.のメンバーを中心に太陽劇団を設立。以後半世紀以上に渡り、現代演劇の第一線で演出家として活躍している。80年代からのシェイクスピア作品、90年代からのギリシャ悲劇の独自の解釈による連続公演で話題を集め、さらにアジア演劇の身体的技法を取り入れた表現でも注目を浴びてきた。
また難民問題をはじめ社会的なテーマの作品にも綿密なリサーチのもと果敢に取り組んでいる。また映画『1789年』、『モリエール』といった映画監督作品もある。これらの長年にわたる功績が評価され、2019年に第35回京都賞(思想・芸術部門)を受賞した。劇団旗揚げ以来、その自由と平等の精神は一貫していて、劇場では自らチケットをもぎり、観客を迎えている。
太陽劇団(テアトル・デュ・ソレイユ) Théâtre du Soleil
1964年にフランスで設⽴。“集団創作”という独⾃スタイルで知られ、演出家アリアーヌ・ムヌーシュキンを中心にパリ郊外のカルトゥーシュリ(弾薬庫跡)を拠点に活動している。70年に上演されたフランス⾰命を題材とした『1789』は斬新な舞台表現で、世界的注⽬を集めた。古典から現代の難⺠問題を扱った作品まで幅広いレパートリーを持つ。2001年に『堤防の上の⿎⼿』(新国⽴劇場)で待望の初来⽇を果たし、アジアの⼈形劇、特に⽇本の⽂楽のエッセンスを⼤胆に取り⼊れた表現が⼤きな話題を呼んだ。最新作は⽇本文化にインスパイアされた舞台『LʼÎLE DʼOR KANEMU-JIMA』。
イヴォ・ヴァン・ホーヴェ Ivo van Hove
(ITA 芸術監督)
2001年よりインターナショナル・シアター・アムステルダム(ITA)の芸術監督。1998年から著名な国際舞台芸術祭オランダ・フェスティバルの芸術監督も務め、古典から前衛劇まで幅広く手がける。『地獄に堕ちた勇者ども』や『イヴの総て』の舞台化など、映画・映像にも関心が深く、積極的に映像を取り入れた演出スタイルは他の追随を許さない。ブロードウェイにも進出し、ベン・ウィショー主演『るつぼ』、デヴィッド・ボウイの指名による『ラザルス』、『ウエスト・サイド・ストーリー』のリメイクなど話題作を連発している。14年にパリ・オデオン座で上演したアーサー・ミラー作『橋からの眺め』はローレンス・オリヴィエ賞からトニー賞まで演劇賞を総なめした。日本には17年に東京芸術劇場『オセロー』で初登場、22年には新国立劇場でイザベル・ユペール主演『ガラスの動物園』の上演が決定している。
インターナショナル・シアター・アムステルダム(ITA) Internationaal Theater Amsterdam
2018年1⽉にアムステルダム市⽴劇場とトネールグループ・アムステルダムが合併し、新たにインターナショナル・シアター・アムステルダム(ITA)として18/19年のシーズンから活動開始する。01年にイヴォ・ヴァン・ホーヴェが芸術監督に就任。オランダの国際都市アムステルダムから世界のトップレベルの才能を集結して演劇作品を次々と発表し、世界の演劇界をリードする存在となる。17年に『オセロー』を東京芸術劇場で来⽇公演。20年に『イヴォ・ヴァン・ホーヴェ演出作品上映会』として圧倒的な舞台映像を⼀挙3本⽴てで上映した。ホーヴェの最新作はイザベル・ユペール主演による『ガラスの動物園』。
上映スケジュール
10月5日(水)『最後のキャラバンサライ(オデュッセイア)』11:00 開映
10月6日(木)『モリエール』11:00 開映
10月7日(金)『ローマ悲劇』11:00 開映
10月8日(土)『モリエール』10:15 開映/『最後のキャラバンサライ(オデュッセイア)』16:30 開映
10月9日(日)『ローマ悲劇』11:00 開映
アクセシビリティ / 字幕の有無
日本語字幕
言語
フランス語、オランダ語
チケット情報
チケット料⾦:
全席自由・入場整理番号付・税込
・ ⼀般 2,500 円
・豊島区民割引 2,000円
・65歳以上 2,000 円
・25歳以下 1,000 円
・2作品セット券 4,000円
・3作品セット券 6,000円
発売⽇:9⽉10⽇(⼟)10:00〜
*【A】【B】フランス語上映 ・日本語字幕付き/【C】オランダ語上映・日本語字幕付き、中学生以上推奨
*65歳以上、25歳以下チケット、豊島区民割引は東京芸術劇場ボックスオフィスにて取扱い(枚数限定・前売のみ・要証明書)。
*セット券は東京芸術劇場ボックスオフィス窓口・電話のみ取扱い。
*障害者手帳をお持ちの方は、割引料金でご観劇いただけます。(要事前申込)詳細は、劇場ボックスオフィス、または当劇場webサイト(鑑賞のサポート)にてご確認ください。
*車いすでご鑑賞を希望のお客様は、ご案内できるスペースに限りがあるため、ご来場前に東京芸術劇場ボックスオフィス(0570-010-296) へお問い合わせください。
*一般料金のチケットで割引対象者様が入場されても差額の返金はできません。また、年齢割引のチケットで一般の方がご入場される際は、上映当日に受付で差額のお支払をお願いいたします。
*営利目的の転売は固くお断りいたします。
*やむを得ぬ事情により、上映情報等に変更が生じる場合がございます。
*ご来場前に必ず当劇場webサイト内の注意事項と本上映の最新情報をご確認ください。
*マスクを着用でない方のご入場はご遠慮いただきます。マスクの着用が難しい小さなお子様につきましては、周りへのご配慮をお願いします。
*発熱がある方や、体調不良が認められる方等は、当日入場をお断りする場合がございます。予めご了承ください。
*上映中止の場合を除き、ご予約・ご購入いただきましたチケットのキャンセル・変更は承れません。
*全日程でヒアリングループ(磁気ループ)を作動します。
*東京芸術劇場でのコンサート・演劇などをご鑑賞の際は、一時託児をご利用いただけます。(生後3ヶ月~小学校入学前までのお子様対象/有料・定員制・土日祝を除く希望日1週間前までに要申込)株式会社ミラクス ミラクスシッター 申込・問合:0120-415-306(土・日・祝日を除く平日9:00〜17:00)
ご来場にあたっての注意事項
新型コロナウィルス感染拡大防止の対策を講じたうえで、本公演を開催いたします。
▶東京芸術祭コロナ対策ページ
・マスクの常時着用をお願いいたします。
・37.5度以上の発熱がある方や体調不良が認められる方等は当日ご入場をお断りする可能性がございます。予めご了承ください。
会場
主催クレジット
主催:東京芸術祭実行委員会〔豊島区、公益財団法人としま未来文化財団、公益財団法人東京都歴史文化財団
(東京芸術劇場・アーツカウンシル東京)、東京都〕
助成:令和4年度 文化庁 国際文化芸術発信拠点形成事業
協賛:アサヒグループジャパン株式会社
お問い合わせ
東京芸術劇場ボックスオフィス
電話 0570-010-296(休館日を除く10:00~19:00)