Tokyo Festival Program

Asian Performing Arts Camp
最終公開プレゼンテーション

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  • オンラインプログラム
  • ラボ
  • 人材育成
終了

日程:10月30日(土)13:00 - 18:00
アーカイブ配信:2021年11月29日(月)~2021年12月5日(日)

言語:英語(日英通訳あり)

プレゼンテーション発表者:
ワリッド・アリ ― クチン(マレーシア)
洪⼩婷(アン・シャオティン) ― シンガポール
アルバート・ガルシア ― 台北(台湾)/マカオ
菊地もなみ ― 東京/千葉/山形(日本)
草薙樹樹 ― 東京(日本)
セリーナ・マギリュー ― マニラ(フィリピン)
エカ・ワヒュニ ― ジョグジャカルタ (インドネシア)
王顥燁(ワン・ハォイェー) ― 彰化(台湾)/ベルリン(ドイツ)

ゲストフィードバッカー:
ヘリー・ミナルティ(キュレーター/LINGKARAN | koreografi) ― ジョグジャカルタ(インドネシア)
上田假奈代(詩人/NPO法人こえとことばとこころの部屋(ココルーム)代表理事/堺アーツカウンシルプログラムディレクター) ― 大阪(日本)

ファシリテーター:
JK アニコチェ ― バギオ(フィリピン)
山口惠子 ―  京都(日本)

約2ヶ月にわたるオンラインでのアートキャンプを経た、アジア各地のつくり手たちによるプレゼンテーション

「Asian Performing Arts Camp」は、アジア各地で活動する若手の舞台芸術の人材が、今後の自身の活動やフィールドを耕していくためのアートキャンプです。それぞれの問題意識やリサーチテーマを持ち寄り、文化や国籍を超えたディスカッション、共同リサーチなどを通じて新たな価値観を育むことを目指しています。 この最終公開プレゼンテーションでは、参加者それぞれが期間中に取り組んだリサーチの結果を一般公開で発表し、ゲストフィードバッカーを迎えてのフィードバックセッションを行います。参加者にとっては、様々な視点でのフィードバックをもらうことで、リサーチやアイデアをさらに発展させるきっかけとなると同時に、それらをローカルな場に持ち帰り、各自のフィールドで次の一歩を踏み出すための機会でもあります。オーディエンスもフィードバッカーのひとりです。当日は、オーディエンスと参加者のインタラクティブなやりとりも取り入れ、オーディエンスのみなさま一人ひとりが、それぞれのプレゼンテーションにフィードバックできる仕組みもつくります。終了後には交流の時間も設ける予定です。 皆様のご参加を心よりお待ちしております。
<当日パンフレットはこちらからダウンロードください>

今年のAsian Performing Arts Camp

・アジア全域を対象にした公募
5月末から6月下旬にかけて、アジアを拠点に活動する演出家、振付家、劇作家、ドラマトゥルク、プロデューサー等、舞台芸術の企画において重要な役割を果たす35歳以下の作り手を対象に公募し、今回の参加者8名が選出されました。

・各自の部屋からオンラインのキャンプに集う
8月25日にキックオフ、前半は週に1回のオンラインセッション(リサーチ、ディスカッション、レクチャー、ワークショップ)を行いました。中間プレゼンテーションを経て、後半は週に2回のオンラインセッションを実施。約2か月のAsian Performing Arts Campの期間中、参加者は持ち寄った問題意識やリサーチテーマに対して、インプットとアウトプットを繰り返してきました。期間中はファシリテーター2名(JK アニコチェ、山口惠子)が参加者に伴走し、国や文化を超えた協働の可能性を共に探求。最終プレゼンテーションでは、参加者それぞれが、ここまでのプロセスを経たリサーチ結果を発表します。

・これまでのプロセス
Asian Performing Arts Campのプロセスは「OPEN FARM」でも発信していきます。

アーカイブ配信

公開期間:2021年11月29日(月)~2021年12月5日(日)

Part 1 プレゼンテーション本編

Part 2 フィードバックセッション

Asian Performing Arts Campのファシリテーターを務めるJK アニコチェ氏はプログラムの終了後の11月に逝去されました。ここに謹んで哀悼の意を表します。
この動画はご遺族の許可を得て期間限定で公開させていただきます。

日程

10月30日(土)13:00 - 18:00

会場

オンライン

参加申込み

無料(要予約)
受付開始:10月2日(土)10:00

参加申し込みはこちら
・ 参加申し込みは開始時刻まで可能です。
・ 参加申し込み後の確認メールに記載されている予約情報ページより、直前までキャンセルが可能です。

当日パンフレット

[ 掲載内容 ]
・東京芸術祭ファームディレクター ごあいさつ
・東京芸術祭ファーム2021 Asian Performing Arts Camp プロセス
・最終公開プレゼンテーション タイムテーブル
・プレゼンテーション リサーチノート
・ファシリテーターの対話 -トランスフィールドな世界に寄せて-
ほか

<当日パンフレットはこちらからダウンロードください>

ご参加にあたって

・オーディエンスの皆様にも、Zoomミーティング上でプレゼンテーションのアクティビティやフィードバックにご参加いただきます。
・ビデオ会議ツールZoomとビデオチャットツールSpatialChatを使用します。iPadやiPhone、Androidなどのスマートフォンからも可能ですが、パソコンからのアクセスを推奨いたします。
・Zoomミーティング及びSpatialChatはマスク等の着用や、アプリケーションによるエフェクトを使用して、素顔の分からない状態でもご参加いただけます。また、表示される名前は任意で設定いただけます。
・プレゼンテーションの様子は記録撮影し、後日、アーカイブとして東京芸術祭YouTubeでの期間限定での公開を予定しています。
・終了時間は前後する可能性がございます。
・インターネット経由での配信のため、回線状況などにより、画像や音声が乱れる場合がございます。また、状況によっては配信を一時中断し再接続して再開する場合がございますが、予めご了承ください。
・本イベントの録画・録音・キャプチャ等は固く禁止いたします。

プロフィール

参加者

ワリッド・アリ

クチン(マレーシア)
1989年生まれ。コンテンポラリー・パフォーマンス原案者、パフォーマー、デザイナー。マレーシアの現代演劇グループ、Luar Kotak Productionのクリエイティブ・ディレクター。日常生活の中から多くの題材を得て、様々なアプローチで作品化する。2008年以降、多くの著名なアーティストと活動。パフォーミング・アーツ分野だけでなく、Selut PressやPeanutzinなどの出版メディアで作家としても活躍。

洪⼩婷(アン・シャオティン)

シンガポール
1993年生まれ。パフォーマンス作家、俳優、ドラマトゥルクであり、インターディシプリナリーなコラボレーションも行う。彼女の創作活動は、芸術と社会の美的ではない側面との交錯点にあり、社会のイノベーションと変化を掲げる。現在は、「Recess Time」や 「Poppy」などのEco-Theatreプロジェクトに注力。また、実践劇場(シンガポール)の提携アーティストであり、Practice Tuckshopのプログラム企画者でもある。イギリスのLancaster Institute for Contemporary Arts(LICA)を卒業し、LICA賞(演劇部門優等賞)を受賞。

Photo: Hsieh Chen Han

アルバート・ガルシア

台北(台湾)/マカオ
1994年生まれ。マカオでフィリピン系の家庭に育つ。世界的に活躍するダンサー、パフォーマンス作家。身体を媒体として、マカオという土地を別の側面から見ることで生じるアイデンティティの思考を表現し問い直す。アジアやヨーロッパの多数のアーティストとパフォーマンスやビジュアルアートなど様々なジャンルでコラボレーションを行う。ダンス(特に中国舞踊)と振り付けに出会うきっかけとなった詩篇舞集 Stella & Artist (マカオ)とは現在も密接に関係し活動している。

Photo: Hideki Kurita

菊地もなみ

東京/千葉/山形(日本)
1992年生まれ。俳優、パフォーマー。土地と身体の関係性にフォーカスした創作を行う。早稲田大学文化構想学部卒業。在学中から、俳優として舞台や映像作品に出演。卒業後、劇場の演出部を経て、様々な表現分野の交差する場として「HANAICHI」を立ち上げる。各地の風土や暮らしから生まれる表現を探究し、国内外でのフィールドワークを重ねている。

草薙樹樹

東京(日本)
身体感覚を追求する表現家。ディレクター、パフォーマンスアーティスト、振付師、ウェルネスインストラクター、映像作家として、多角的な表現技法や伝達方法を探求。ダンス・パフォーマンスアートの制作、体験型・参加型展覧会、国際映画祭での映像作品上映・審査員を務めるほか、ワークショップやアーティストトークを世界各地で行う。Kusanagi Sisters ディレクター。

Photo: Gio Potes

セリーナ・マギリュー

マニラ(フィリピン)
1998年生まれ。トランス・アーティヴィスト。現在はマニラを拠点とする。フィリピン工科大学でフィリピン学を専攻し、フィリピン文学におけるトランスジェンダーのナラティブを研究した「TransPanitik」というテーマで卒業論文を提出。また、Concerned Artists of the Philippines、PUP Sining-Lahi Polyrepertory、Alyansa ng mga Panulat na Sumusuong、Sticky Rice Karavanといった文化的・革新的な団体で、舞台・映画俳優、パフォーマンス・アーティスト、アクティビストとして活動。

Photo: Ersya Ruswandono

エカ・ワヒュニ

ジョグジャカルタ (インドネシア)
1989年生まれ。振付家。文化や社会に深い関心を持つ。Paradance、Imajitari、Indonesian Dance Festival 2020、Helatari Salihara 2021などの様々なフェスティバルで作品を発表。振付家としてだけでなく、LINGKARAN | koreografiのボランティアや、dokumenTARIの編集者としても活躍。友人と一緒にPortalekaやTepian Collectiveを立ち上げ、ディスカッションやパフォーマンスを通してアートについての知的思考を重ねる。

Photo: Hsuan-Lang Lin

王顥燁(ワン・ハォイェー)

彰化(台湾)/ベルリン(ドイツ)
1988年生まれ。台湾出身のアーティスト、パフォーマンス作家。現在は台湾とベルリンを拠点に、ソーシャリー・エンゲイジド、インターディシプリナリー、デジタル・パフォーマンスを中心とした活動を行う。コラボレーションによる制作が多く、そのなかで演出、執筆、リサーチ、パフォーマンスなどを行う。これまでに台北で商業ベースの舞台2作品と小劇場2作品を演出。作品はこれまでロンドンと台北で発表。現在、台湾の財団法人国家文化芸術基金会から資金提供を受け、ダンスの短編映画を制作している。

ファシリテーター

JK アニコチェ

バギオ(フィリピン)
マニラを拠点に芸術、文化、社会発展を交差させる活動を行うパフォーマンス作家。活動はブラックボックスでのパフォーマンス創作の開発から様々なコミュニティとの関わりを通した作品の考案制作まで多岐にわたる。現代文化研究団体であるSipat Lawin Inc. の芸術監督であり、分野にとらわれないパフォーマンス集団、Komunidad X のメンバー。またカルナバル・フェスティバル:パフォーマンスとソーシャル・イノベーションのディレクターを務め、the Virgin Labfest Virtual Edition 2020 やkXchange.org. などにも関わる。 近年では、ニューヨーク、台湾、上海でも活動し、日本ではフェスティバル/トーキョー19 で、体験型パフォーマンス『Sand (a)isles』を発表。共同ファシリテーターとしてAPAF2020 Lab に参加。

Photo: Koichiro Kojima

山口惠子(やまぐち・けいこ)

京都(日本)
京都在住、俳優。2011 年に演劇グループBRDG を立ち上げ、インタビューやフィールドワークを元に、多文化・通訳に焦点を当てた作品を創作。2020 年に日本・フィリピンの青少年と、フィリピンの劇団PETA と協同で『ふれる~ハプロス』を発表、オンライン作品『HELLO』を配信した。俳優として、松本雄吉、マレビトの会、したため、りっかりっか*フェスタ(沖縄)の作品に出演する。2017 年アジアセンターフェロー。APAF2020 Lab に参加。2021 年より青年団演出部所属。京都・東九条のコミュニティカフェほっこりで店員として働きながらラジオを放送したり、NPO 法人スウイングでなんちゃって舞妓をしている。

ゲストフィードバッカー

ヘリー・ミナルティ

ジョグジャカルタ(インドネシア)
インディペンデントのダンス研究者・キュレーターとして理論と実践をつなぐラディカルな戦略を追求。これまでのキュレーション・プロジェクトに、ベッティーナ・マーズッフと共同キュレーションした、2004年の第2回アジア-ヨーロッパ・ダンス・フォーラム「ユーラシア:誤/解( Mis/understanding )」のほか、インドネシアン・ダンス・フェスティバル(IDF)など。2020年のTPAM国際舞台芸術ミーティング in 横浜ではディレクターのひとりを務めた。2018年、Jejak-旅Tabi Exchange: Wandering Asian Contemporary Performance を共同創設。ローハンプトン大学(英)でダンス研究の博士号を取得。2019年にはコレオグラフィの概念をダンスの領域を超えて拡張するための協働リサーチプラットフォームLINGKARAN | koreografiを立ち上げた。

Photo: Mai Narita

上田假奈代

大阪(日本)
1969年・吉野生まれ。詩人、大阪市立大学都市研究プラザ研究員、NPO法人こえとことばとこころの部屋(ココルーム)代表理事。3歳より詩作、17歳から朗読をはじめ、18歳から京大西部講堂に出入りし、今から思えばアーツマネジメントを学ぶ。「下心プロジェクト」を立ち上げ、ワークショップなどの企画、場作りを開始。2001年「詩業家宣言・ことばを人生の味方に」と活動する。2003年、大阪・新世界で喫茶店のふりをした「ココルーム」を立ち上げる。「釜ヶ崎芸術大学」はヨコハマトリエンナーレ2014に参加。2016年ゲストハウス開設。

フォトギャラリー

スタッフ

アートトランスレーター:田村かのこ、山田カイル
アートトランスレーターアシスタント:神沢希洋、北川光恵
オンラインテクニカルディレクター:岡本彰生
制作:寺田凜、江口正登

コミュニケーションデザインチーム
Art Translators Collective
チーフ:田村かのこ
メンバー:山田カイル、春川ゆうき、森本優芽、水野響、樅山智子

APAF制作オフィス:植松侑子、谷陽歩、水戸亜祐美、古川真央、寺田凜、前原拓也、江口正登 (合同会社syuz’gen)

APAF事務担当:石戸谷聡子(東京芸術祭)

主催:東京芸術祭実行委員会〔豊島区、公益財団法人としま未来文化財団、公益財団法人東京都歴史文化財団(東京芸術劇場・アーツカウンシル東京)〕
助成:令和3年度文化庁国際文化芸術発信拠点形成事業
   国際交流基金アジアセンター アジア・市民交流助成

問い合わせ

東京芸術祭実行委員会事務局
050-1746-0996 (平日10時〜18時)