Tokyo Festival Program

みんなのシリーズ第六弾 
能でよむ~漱石と八雲~

by 安田 登(下掛宝生流ワキ方能楽師)、玉川奈々福(浪曲師)、塩高和之(琵琶奏者) 聞き手:木ノ下裕一(木ノ下歌舞伎主宰)

  • 伝統芸能(複合・創作)
終了

日程:10月3日(日)

場所:あうるすぽっと

言語:日本語

『夢十夜』より「第一夜」 原作:夏目漱石
『吾輩は猫である』鼠の段 原作:夏目漱石  ※手話付き上演
『破られた約束』 原作:小泉八雲

出演:
安田 登(下掛宝生流ワキ方能楽師)、玉川奈々福(浪曲師)、塩高和之(琵琶奏者) 聞き手:木ノ下裕一(木ノ下歌舞伎主宰)

二つの聲と三味線・琵琶の音色で紡ぐ〝語り〟の世界

あうるすぽっとのほど近く、夏目漱石の小説「こゝろ」の舞台にもなった豊島区の雑司ヶ谷霊園には、明治時代を代表する二人の文豪、夏目漱石と小泉八雲のお墓があります。本企画は、ここからスタートしました。実は、漱石と八雲には幾つかの共通点があることをご存知でしょうか。そのひとつが"能"でした。漱石は長く能の謡を趣味として続けており、八雲は叶えられませんでしたが能の翻訳集を出版したがっていたほどと言われています。二人も愛した"能"というフィルターを通すことで、浮かび上がる数々の謎解きをお楽しみください。

上演スケジュール

14:00 上演時間:100分
ホワイエ開場は開演の60分前
客席開場は開演の30分前

※17:00のスペシャルトークは別途チケットのご購入が必要です

ーーーーーーーーーーーーーーーーー
新型コロナウィルス感染拡大防止の対策を講じたうえで、本公演を開催いたします。ご来場の際は必ず東京芸術祭WEBサイト内の下記ページをご覧ください。
▶東京芸術祭コロナ対策ページ

・マスクの常時着用をお願いいたします。
・37.5度以上の発熱がある方や体調不良が認められる方等は当日ご入場をお断りする可能性がございます。予めご了承ください。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー

アクセシビリティ

・車椅子席
・みえない・みえづらいお客様 
(1)鑑賞を補助する音声ガイドをご利用いただけます。
(2)ご希望の方には東京メトロ有楽町線「東池袋駅」からの送迎がご利用いただけます。
・きこえない・きこえづらいお客様
(1)ポータブル字幕機(日本語)がご利用いただけます。
(2)舞台音声を磁気ループ・骨伝導ヘッドフォンへ伝える携帯型受信機をご利用いただけます。

【お申込み】
数量・座席位置に制約がありますので、としまチケットセンターもしくはsupport@owlspot.jp までお問合せ・ご予約ください。

チケット情報

チケット料金:
全席指定
・一般 2,500円
・U24 1,800円 ※1
・子ども(小学生以下) 500円 ※1
・障害者割引 1,800円 ※2
・「能でよむ~漱石と八雲~」+スペシャルトーク セット券 3,800円 ※3

※1 入場時に学生証・年齢確認証要提示 
※2 障害者割引は介助者1名まで同額/障害者手帳要提示
※3 枚数限定 予定枚数数量次第販売終了

発売日:
スペシャルトークと本公演セット券
8月21日(土)10:00~ 
8月28日(土)10:00~ 豊島区民先行発売
8月29日(日)一般発売

チケット取扱:
としまチケットセンター
東京芸術劇場ボックスオフィス
チケットぴあ
※1〜3各種割引(U24・子ども・障害者割引)・セット券はとしまチケットセンターのみ取扱

会場

あうるすぽっと

プロフィール

安田 登(やすだ のぼる)

1956 年千葉県生まれ。高校時代、麻雀をきっかけに甲骨文字と中国古代哲学への関心に目覚める。高校教師時代に能と出会う。 ワキ方の重鎮、鏑木岑男師の謡に衝撃を受け、27歳で入門。現在は、能楽師のワキ方として国内外を問わず活躍し、 能のメソッドを使った作品の創作、演出、出演などを行うかたわら、「論語」などを学ぶ寺子屋「遊学塾」を、東京を中心に全国各地で開催。 日本と中国の古典の “ 身体性” を読み直す試みにも継続して取り組んでいる。『 能──650年続いた仕掛けとは』(新潮新書)、『異界を旅する能』(ちくま文庫)、『身体感覚で「論語」を読みなおす。』(新潮文庫)など著書多数。

撮影:橘蓮二

玉川奈々福(たまがわ ななふく)

1995 年、曲師として故・二代目玉川福太郎に入門。 師の勧めにより2001 年より浪曲師としても活動。 2006 年、芸名を奈々福に改め名披露目。さまざまな浪曲イベントをプロデュースする他、 自作の新作浪曲も多数手掛け、他ジャンルの芸能との交流も行う。 平成30 年度文化庁文化交流使として、イタリア、スロベニア、オーストリア、 ハンガリー、ポーランド、キルギス、ウズベキスタンの七か国で公演を行った。第11 回伊丹十三賞受賞。

塩高和之(しおたか かずゆき)

文化としての琵琶楽を標榜し、伝統的な雅楽古典曲から薩摩琵琶の現代曲まで幅広く
琵琶楽を捉え、作曲・演奏の両面に於いて国内外で活動をしている。2007 年に、様々
な琵琶楽を「文化」という視点で紹介する琵琶樂人倶楽部を設立。これまで、長唄の人
間国宝 故寶山左衛門師、能シテ方重要無形文化財「能楽」保持者 津村禮次郎師、日
本舞踊 花柳面師をはじめ、数多くのアーティストと共演を重ね、現在、楽琵琶・薩摩
琵琶共にCD を発表し、演奏活動を続けている唯一の琵琶奏者である。

聞き手:木ノ下裕一(きのした ゆういち)

1985 年和歌山市生まれ。2006 年、京都造形芸術大学在学中に古典演目上演の補綴・
監修を自らが行う木ノ下歌舞伎を旗揚げ。2016 年に上演した『勧進帳』の成果に対し
て、平成28 年度文化庁芸術祭新人賞を受賞。平成29 年度京都市芸術文化特別奨励制
度奨励者。
第38 回(令和元年度)京都府文化賞奨励賞、令和2 年度京都市芸術新人賞受賞。渋谷・
コクーン歌舞伎『切られの与三』(2018)の補綴を務めるなど、古典芸能に関する執筆、講座など多岐にわたって活動中。

主催:公益財団法人としま未来文化財団、豊島区、東京芸術祭実行委員会
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)|独立行政法人日本芸術文化振興会

問い合わせ

公益財団法人としま未来文化財団 事業企画第2課
TEL:03-5924-6611(平日10:00~17:00) 
FAX:03-6912-7922