神の末っ子アネモネ

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F/T19『ファーム』で出会った日韓コンビが再タッグを組む新作。
コスプレイヤーの眼に映る"人間界"とその未来とは―。

緻密な心理描写と大胆な空想力、遊び心が隣り合う演出で人気を集める韓国現代演劇の新鋭、キム・ジョン。虚構を重ねることを通し、人間とその社会のありようをむき出しにする劇作家、松井周。異なる言語、文化、個性を持つ二人が、F/T19『ファーム』(作:松井周/演出:キム・ジョン)での出会いを経て、初めての新作クリエーションに臨む。

混迷する世界の現在に向き合うために、二人が選んだ題材は、アウグスト・ストリンドベリの『夢の劇』(1902)。人間界に降り、その暮らしを体験する“神の娘”の眼に映る物事をつづった近代古典を、"コスプレ”を始めとする現代カルチャーを通じて読み直し、再構築していく。人の世に揉まれ、次第に疲れ、その場を去ることとなるヒロインの姿に私たちは何を見出すだろう。

※あうるすぽっとでの上演に向けて準備を進めて参りましたが、新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大に伴いキャスト、
スタッフの来日が難しくなったため、韓国で事前に上演・収録を行ったものを配信へと変更になりました。

クレジット

作:松井 周
演出:キム・ジョン
原案:ヨハン・アウグスト・ストリンドベリ「夢の劇」

プロフィール

松井 周
劇団青年団に俳優として入団後、劇作・演出家としても活動を開始。2007年『カロリーの消費』で劇団サンプルを旗揚げ、独立。現実と虚構、モノとヒトなど、あらゆる境界線、既成概念を疑い、揺るがすことを試みる。11年『自慢の息子』で岸田國士戯曲賞を受賞。16年『離陸』で関渡芸術祭(台湾)に、18年『自慢の息子』でフェスティバル・ドートンヌ・パリ(フランス)に参加。キム・ジョン氏とは19年『ファーム』に続いてのクリエーションとなる。

キム・ジョン
俳優、演出家、作家、スタッフが集い、あらたな劇言語の創造を目指すコレクティブ「プロジェクト・ホワイル」のメンバー。緻密な戯曲解釈と大胆な演出手法を両立させる、韓国演劇の新鋭として注目され、日本でも『ファーム』のほか、『お客さんたち』(鳥の演劇祭 11/2018)を上演、オムニバス公演『芥川龍之介をめぐる3つの小作品』(BeSeTo演劇祭26/19)にも参加している。東亜演劇賞新人演出家賞(17)、ドゥサン・アーティストアワードパフォーマンス部門(18)受賞。

上演スケジュール

上演形態 : オンライン配信
日程 : 11/2 (月) – 11/15 (日)

チケット

チケット料金
F/T remote(オンライン配信):¥1,500
F/T remote(オンライン配信)の視聴券発売:10/1(⽊)12:00より(予定)

会場

F/T remote(オンライン配信)

主催

主催 : フェスティバル/トーキョー実行委員会 豊島区/公益財団法人としま未来文化財団/NPO法人アートネットワーク・ジャパン、 東京芸術祭実行委員会〔豊島区、公益財団法人としま未来文化財団、フェスティバル/トーキョー実行委員会、 公益財団法人東京都歴史文化財団(東京芸術劇場・アーツカウンシル東京)〕

お問い合わせ

フェスティバル/トーキョー実行委員会事務局
tel : 03-5961-5202 mail : toiawase@festival-tokyo.jp

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