【ヨーロッパ】エル・コンデ・デ・トレフィエル

『可能性は風景の前で姿を消す』
10月30日 (水) 14:00 / 18:00
東京芸術劇場 シアターイースト

©Claudia Pajewski

流れ去る歴史、出来事、人生を背に。 「日常」と「娯楽」から、社会と個人の関係を鋭く問う。

ベルリンのホロコースト記念碑の前で、裸で横たわる男たち・・・彼らは何を期待してそこに集まったのだろうか?
『可能性は風景の前で姿を消す』は読み、観察するための演劇作品だ。何もない空間で、10のヨーロッパの都市を舞台にした断片的な物語が、スクリーン上の文字とナレーションで語られていく。そこに4人のパフォーマーが現れ、時として語られる物語とは大して関係のなさそうなことを、楽しそうに、あるいはつまらなそうにやっている。エル・コンデ・デ・トレフィエルは、今日の社会を覆っている「娯楽」は新たな形の全体主義だという。全ての瞬間を「楽しむ」ことが強迫観念のようになるなかで、かつてあった「歴史」や「人生」や「出来事」の可能性も、気がつくと消え去っていく。あたかも自然が人間の行為の爪痕をいつの間にか覆い隠していくように。


演出・ドラマトゥルク:タニヤ・バイエラー、パブロ・ヒスベルト
作:パブロ・ヒスベルト

推薦人:アニエス・トロリー (アヴィニョン演劇祭プログラムディレクター│フランス)

推薦人プロフィール

エル・コンデ・デ・トレフィエル

エル・コンデ・デ・トレフィエルは、タニヤ・バイエラーとパブロ・ヒスベルトによるバルセロナを拠点としたプロジェクト。文学とビジュアルアーツやダンスとを行き来することで、言語による制限を乗り越えることを目指している。そして二人は演劇作家、ミュージシャン、ビデオ作家として、私たちの時代に存在するかもしれない様々な「現在」の分析から出発して、はかない時間を生きる我々の切迫感を実感させる作品を生み出している。
エル・コンデ・デ・トレフィエルは問いかける。物事の意味は言語や概念、イメージやそれと結びついた象徴作用によって定義されているが、私たちが論理と呼ぶものは、そういったものにどれくらい依存しているのだろうか。
この問いかけから生まれた近年の作品は、全て21世紀における個人的なものと政治的なものの関係に焦点を当てている。より正確にはそこで、新たな形の全体主義と知的疎外、そして責任という意識と個人の自由との関係性が問われているのである。

タニヤ・バイエラー

1980年スイス・ルガーノ生まれ。20歳の時にスペインへ移住し、演劇の学士号を取得。当初は台詞劇の俳優として活躍していたが、徐々にダンスやパフォーマンスへとシフトしていく。ドラマトゥルギーと人文科学をバルセロナで学び、2008年より、振付家マルコス・モラウのダンスカンパニー「ラ・ベロナル」に参加。2010年よりパブロ・ヒスベルトと組み、エル・コンデ・デ・トレフィエルとして作品を発表。ドラマトゥルクとしても、マルコス・モラウ、ユージェニー・ルヴェテズ、オラツ・デ・アンドレスや、ビック・バウンサーズの一員として、スペインやスイスでダンスプロジェクトに携わっている。

パブロ・ヒスベルト

1982年スペイン・オンティニエント生まれ。バレンシア大学で哲学を学ぶ。マドリッドでドラマトゥルギーを学んだ後、2011年バルセロナ演劇学院よりドラマトゥルギーの学位を取得。同年、戯曲「映画館が燃え、10人が燃えた」に対してマルケス・デ・ブラドミン賞を受賞。2005年より、ダンスカンパニー「ラ・ベロナル」のドラマトゥルクを務め、先進的な演劇活動に対して、セバスティア・グアスク賞を受賞。2013年には汎ヨーロッパの劇作プラットフォームであるファブラムンディに選出。2010年より、タニヤ・バイエラーと組み、エル・コンデ・デ・トレフィエルとして創作を開始。彼がこれまでに同プロジェクトに執筆したテクストは『ミエルダ・ボニータ(美しき糞)』という題で出版されている。2017年には最新2作品の仏訳が出版された。

作品クレジット

構想・考案:エル・コンデ・デ・トレフィエルと出演者との共同制作
演出・ドラマトゥルク:タニヤ・バイエラー、パブロ・ヒスベルト
作:パブロ・ヒスベルト
照明:オクタビオ・マス
セノグラフィー:ホルヘ・サルセド
音楽:レベッカ・プラガ、サラコット
音響デザイン:アドルフォ・ガルシア
振付:アマランタ・ベラルデ
ツアーテクニカルディレクター:イサアク・トーレス

出演:ニコラス・カルバハル・チェルキ、 ダビ・マリョルス、ニコラ・シュバリエ、アルベルト・ペレス・イダルゴ
声の出演:タニア・ベイェレル
翻訳:ニカ・ブレザー(英語)、古屋雄一郎(日本語)

共同製作: テラッサTNT舞台芸術祭、グラネル創造空間(バルセロナ)、エル・ルガール・シン・リミテス企画、プラディーリョ劇場、スペイン国立演劇センター(マドリード)

支援・助成:プログラマ・イベレセーナ財団、ラ・フンディシオン劇場(ビルバオ)、アンティック劇場(バルセロナ)、カタルーニャ文化事業協会(カタルーニャ州政府)、ラモン・リュイ協会、スペイン国立舞台芸術音楽協会(文化スポーツ省)

上演スケジュール

日時:10月30日 (水) 14:00 / 18:00

会場:東京芸術劇場 シアターイースト

※受付開始・開場は開演の40分前

上演言語:スペイン語 (日本語・英語字幕つき)
上演時間:約70分 (休憩なし)

チケット

<セット券> 先行発売期間 9月1日 (日) 10:00 ~ 9月14日 (土) 23:59

料金【全席指定・税込】
・2演目セット券:前売 4,000円(先行発売期間のみ)
・6演目セット券:前売 9,600円(先行発売期間のみ)

 

<単券> 発売開始 9月15日 (日) 10:00

料金【全席指定・税込】
・前売り:2,500円
・当日:3,000円
・障害者割引:2,250円 (前売りのみ)

※未就学児童は入場不可
※障害者割引は前売のみ、東京芸術劇場ボックスオフィス電話・窓口のみ受付
※車椅子で観劇をご希望の方は東京芸術劇場ボックスオフィスまでお問い合わせ
ください。

■東京芸術祭チケットセンター https://tokyo-festival.jp/2019/ticket/
※インターネットでのチケット購入には、芸劇メンバーズへの登録(無料)が必要

■東京芸術劇場ボックスオフィス
【窓口】 10:00~19:00 (東京芸術劇場1階/休館日を除く)
【電話】 0570-010-296 (ナビダイヤル) / 10:00~19:00 (東京芸術劇場休館日を除く)

■チケットぴあ: 0570-02-9999 (24時間・音声自動応答)
http://t.pia.jp/

会場

東京芸術劇場 シアターイースト

TEL:03-5391-2111
〒171-0021 東京都豊島区西池袋1-8-1
JR・東京メトロ・東武東上線・西武池袋線 池袋駅西口より徒歩2分
駅地下通路2b出口と直結

主催

東京芸術祭実行委員会 [豊島区、公益財団法人としま未来文化財団、フェスティバル/トーキョー実行委員会、公益財団法人東京都歴史文化 財団(東京芸術劇場・アーツカウンシル東京)]

お問合せ

東京芸術祭ワールドコンペティション事務局
competition@tokyo-festival.jp

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