東京芸術祭 2018

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2018.02.14

東京芸術祭2018「プランニングチーム」メンバー プロフィール

東京芸術祭は2018年から、宮城総合ディレクターと「プランニングチーム」のメンバーが協働し展開いたします。 (※本ページの内容は、2017年11月29日に発表したメンバーに加え、2018年2月9日に発表したフェスティバル/トーキョーディレクター2名のプロフィールを合わせ、再掲したものです)


【東京芸術祭 総合ディレクター(2018-2020) 】

[Photo: Ryota Atarashi]

宮城 聰(みやぎ・さとし)
1959年東京生まれ。演出家。SPAC-静岡県舞台芸術センター芸術総監督。東京大学で小田島雄志・渡辺守章・日高八郎各師から演劇論を学び、1990年ク・ナウカ旗揚げ。国際的な公演活動を展開し、同時代的テキスト解釈とアジア演劇の身体技法や様式性を融合させた演出で国内外から高い評価を得る。2007年4月SPAC芸術総監督に就任。自作の上演と並行して世界各地から現代社会を鋭く切り取った作品を次々と招聘、「世界を見る窓」としての劇場づくりに力を注いでいる。2014年7月アヴィニョン演劇祭から招聘された『マハーバーラタ』の成功を受け、2017年『アンティゴネ』を同演劇祭のオープニング作品として法王庁中庭で上演、アジアの演劇がオープニングに選ばれたのは同演劇祭史上初めてのことであり、その作品世界は大きな反響を呼んだ。他の代表作に『王女メデイア』『ペール・ギュント』など。2006年よりAPAF(アジア舞台芸術祭)プロデューサーをつとめる。2004年第3回朝日舞台芸術賞受賞。2005年第2回アサヒビール芸術賞受賞。


【プランニングチーム】
■ 東京芸術祭 直轄事業ディレクター
 [Photo:Kazuyuki Matsumoto]
横山 義志(よこやま・よしじ)
1977年千葉市生まれ。中学・高校・大学と東京に通学。2000年に渡仏し、2008年にパリ第10大学演劇科で博士号を取得。専門は西洋演技理論史。2007年からSPAC-静岡県舞台芸術センター制作部、2009年から同文芸部に勤務。主に海外招聘プログラムを担当し、二十数カ国を視察。14年からアジア・プロデューサーズ・プラットフォーム(APP)メンバー。2016年、アジア・センター・フェローシップにより東南アジア三カ国視察ののち、アジアン・カルチュラル・カウンシル(ACC)グランティーとしてニューヨークに滞在し、アジアの同時代的舞台芸術について考える。学習院大学・静岡県立大学非常勤講師。論文に「アリストテレスの演技論 非音楽劇の理論的起源」、翻訳にジョエル・ポムラ『時の商人』など。舞台芸術制作者オープンネットワーク(ON-PAM)理事、政策提言調査室担当。

■ フェスティバル/トーキョーディレクター

長島 確(ながしま・かく) 
1969年東京生まれ。立教大学文学部フランス文学科卒。大学院在学中、ベケットの後期散文作品を研究・翻訳するかたわら、字幕オペレーター、上演台本の翻訳者として演劇に関わる。その後、日本におけるドラマトゥルクの草分けとして、さまざまな演出家や振付家の作品に参加。近年はアートプロジェクトにも積極的に関わる。参加した主な劇場作品に『アトミック・サバイバー』(阿部初美演出、TIF2007)、『4.48 サイコシス』(飴屋法水演出、F/T09秋)、『フィガロの結婚』(菅尾友演出、日生オペラ2012)、『効率学のススメ』(新国立劇場、ジョン・マグラー演出)、『DOUBLE TOMORROW』(ファビアン・プリオヴィル演出、演劇集団円)ほか。主な劇場外での作品・プロジェクトに「アトレウス家」シリーズ、『長島確のつくりかた研究所』(ともに東京アートポイント計画)、「ザ・ワールド」(大橋可也&ダンサーズ)、『←(やじるし)』(さいたまトリエンナーレ2016)など。東京藝術大学音楽環境創造科特別招聘教授。

■ フェスティバル/トーキョー共同ディレクター

河合千佳(かわい・ちか) 
武蔵野美術大学卒。劇団制作として、新作公演、国内ツアー、海外共同製作を担当。企画製作会社勤務、フリーランスを経て、2007年、NPO法人アートネットワーク・ジャパン(ANJ)入社、川崎市アートセンター準備室に配属。「芸術を創造し、発信する劇場」のコンセプトのもと、新作クリエーション、海外招聘、若手アーティスト支援プログラムの設計を担当。また同時に、開館から5年間にわたり、劇場の制度設計や管理運営業務にも携わる。2012年、フェスティバル/トーキョー実行委員会事務局に配属。日本を含むアジアの若手アーティストを対象とした公募プログラムや、海外共同製作作品を担当。また公演制作に加え、事務局運営担当として、行政および協力企業とのパートナーシップ構築、ファンドレイズ業務にも従事。2015年度より副ディレクター。2018年度より共同ディレクター。日本大学芸術学部演劇学科非常勤講師(2017年〜)。

■ 芸劇オータムセレクションディレクター
 [Photo:Kazuyuki Matsumoto]
内藤美奈子(ないとう・みなこ) 
— 東京芸術劇場 制作担当課長
プロデューサー。東京大学文学部卒業。1985年よりパルコ劇場にて、1998年よりホリプロ・ファクトリー部にて、 2010年より東京芸術劇場にて、演劇・ダンス・ミュージカル・海外公演・国際共同制作等の企画制作、海外公演の招聘などに従事。手がけた主な作品に、「THE BEE English Version」(野田秀樹作・演出)世界10都市ツアー、「トロイアの女たち」(蜷川幸雄演出/東京芸術劇場・テルアビブ カメリ劇場共同制作)、「おのれナポレオン」(三谷幸喜作・演出)、「リチャード三世」(シルビウ・プルカレーテ演出)、「ラヴ・レターズ」(青井陽治演出)、ミュージカル「ファンタスティックス」(宮本亜門演出)、「タデウシュ・カントール&Cricot2“くたばれ芸術家”“私は二度と戻らない”」、ブロードウェイ・ミュージカル「CHICAGO」、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーなど。  桜美林大学非常勤講師。

■ としま国際アート・カルチャー都市発信プログラムディレクター
 [Photo:Kazuyuki Matsumoto]
根本晴美(ねもと・はるみ)
— あうるすぽっと(豊島区立舞台芸術交流センター)制作統括 チーフプロデューサー
早稲田大学卒業後、劇団四季に社員として入社。翌年ニューヨーク大学大学院パフォーマンススタディーズ専攻へ留学。帰国後は、こどもの城に併設されていた青山劇場・青山円形劇場事業本部で、演劇・舞踊や子どものための舞台芸術の企画制作、またローザンヌ国際舞踊コンクール東京開催事務局、海外共同制作ミュージカルなどに携わる。出産・子育てを経て、1996年世田谷パブリックシアター開設準備室に入室。日本初の創造発信型公共劇場のプロデューサーとして、演劇、ダンス、子どもプロジェクト、ワークショップの企画制作、地方公共劇場との連携事業などを19年間手掛け、劇場のステイタスの確立に貢献。2016年4月より現職。

■ としま国際アート・カルチャー都市発信プログラムディレクター
 [Photo:Kazuyuki Matsumoto]
杉田隼人(すぎた・はやと)
— 公益財団法人としま未来文化財団 みらい文化課 プランセクション事業企画担当
民間企業、公立ホール、ヨコハマトリエンナーレ2011 PR隊「ヨコトリキャラバンズ」事務局等での制作を経て、2012年より公益財団法人に在職。現在までに「としま能の会」「民俗芸能inとしま」「ジュニア・アーツ・アカデミー狂言コース」「伝統芸能in自由学園明日館『獅子の祝祭』」などを担当。2016年東京芸術祭参加作品「大田楽 いけぶくろ絵巻」を企画制作。南池袋公園を中心に、池袋の街中で上演、コスプレイヤーとのコラボレーションも話題となった。伝統芸能分野における新たな観客層の創出に努めている。

■ APAFディレクター
 [Photo:Kazuyuki Matsumoto]
多田淳之介(ただ・じゅんのすけ) 
— 演出家
1976年生まれ。演出家。東京デスロック主宰。富士見市民文化会館キラリふじみ芸術監督。古典から現代戯曲、ダンス、パフォーマンス作品までアクチュアルに作品を立ち上げる。「地域密着、拠点日本」を標榜し、全国地域の劇場・芸術家との地域での芸術プログラムの開発・実践や演劇を専門としない人との創作、ワークショップも積極的に行い、演劇の持つ対話力・協働力を広く伝える。海外共同製作も数多く手がけ、特に韓国、東南アジアとの共作は多い。主宰する東京デスロックは2009年以降東京公演を休止。2013年に東京復帰公演を行うも現在は2020年東京オリンピック終了まで再休止している。2014年韓国の第50回東亜演劇賞演出賞を外国人として初受賞。2010年キラリふじみ芸術監督に公立劇場演劇部門の芸術監督として国内史上最年少で就任。高松市アートディレクター。四国学院大学非常勤講師。セゾン文化財団シニアフェロー対象アーティスト。


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