トークシリーズ『0場』第2夜(テーマ:テクノロジーとパフォーミングアーツ vol.2)
[登壇者] 小倉ヒラク(発酵デザイナー) /捩子ぴじん(ダンサー) /林 千晶(株式会社ロフトワーク代表取締役、MITメディアラボ所長補佐)
テーマ「テクノロジーとパフォーミングアーツ vol.2」
昨年の『0場』「テクノロジーとパフォーミングアーツ」では、「菌」と舞台芸術や表現の関わり、その可能性につ いてのトークが行われました。今年は、第二弾として様々な分野で注目を集める『発酵』をテーマに様々な立 場の3名によるトークを展開します。
『発酵文化人類学』の著者で発酵醸造学に傾倒する発酵デザイナー小倉ヒラク、自身が発酵させた乳酸 菌で作ったヨーグルトを観客に配ったことで話題となった舞台作品『空気と屁』振付の捩子ぴじん、そしてバイオ 研究のコミュニティ「バイオクラブ」を立ち上げバイオと文化の関係性に強い関心を抱く林千晶が、農業や医療 だけでなく、都市や芸術文化との関わりにも注目され始めている「発酵」の可能性について語り合います。
□登壇者
小倉ヒラク(発酵デザイナー)
「見えない発酵菌たちのはたらきを、デザインを通して見えるようにす る」ことを目指し、全国の醸造家たちと商品開発や絵本・アニメの制作、ワークショップ を開催。 東京農業大学で研究生として発酵学を学んだ後、山梨県甲州市の山の上に発酵ラボをつく り、日々菌を育てながら微生物の世界を探求している。絵本&アニメ『てまえみそのうた 』でグッドデザイン賞2014受賞。2015年より新作絵本『おうちでかんたん こうじづくり』 とともに「こうじづくりワークショップ」をスタート。 のべ1000人以上に麹菌の培養方法を伝授。自由大学や桜美林大学等の一般向け講座で発酵 学の講師も務めているほか、海外でも発酵文化の伝道師として活動。雑誌ソトコト『発酵 文化人類学』の連載、YBSラジオ『発酵兄妹のCOZYTALK』パーソナリティも務めている。 新著に『発酵文化人類学』。
捩子ぴじん(ダンサー)
2000年から2004年まで大駱駝艦に所属し、麿赤兒に師事する。舞踏で培われた 身体性を元に、自身の体に微視的なアプローチをしたソロダンスや、体を物質的に扱った 振付作品を発表する。2011年、横浜ダンスコレクションEX審査員賞、フェスティバルト ーキョー公募プログラムF/Tアワード受賞。2016年、Our Masters 「土方巽」キュレータ ー(韓国・光州)。
林 千晶(株式会社ロフトワーク代表取締役、MITメディアラボ所長補佐)
2000年にロフトワークを起業。Webデザイン、ビジネスデザイン、コミュニティデザイン 、空間デザインなど、手がけるプロジェクトは年間200件を超える。書籍『シェアをデザ インする』などを執筆。グローバルに展開するデジタルものづくりカフェ「FabCafe」、 素材に向き合うコワーキング施設「MTRL」などを運営。MITメディアラボ 所長補佐、グ ッドデザイン審査委員も務める。2014年に、森林再生とものづくりを通じて地域産業創出 を目指す官民共同事業体「株式会社飛騨の森でクマは踊る」を岐阜県飛騨市に設立し代表 取締役に就任。「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2017」(日経WOMAN)を受賞。
□トークシリーズ『0場』
東京芸術祭2017はトークシリーズ『0場(ゼロバ)』を11月・12月に計4夜開催することとなりました。昨年も好評を博した『0場』はアート界に限らず様々な分野の最先端で活躍する人々が、多様な視点から語り合うトークシリーズです。舞台芸術の公演では「幕」や「場」という言葉を使って場面の区切りを表しますが、「0場」とは舞台の幕が上がる前の状態を指す言葉です。このトークイベントは、芸術祭や芸術作品と社会との関係について自由に語り合う前庭的な「広場」を目指して開催されます。
プログラム詳細
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会場
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日程
2017年11月27日(月)
19:00開始 (受付開始・開場18:30)
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上演時間
2時間 ※予定
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上演言語
日本語
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ジャンル講座・シンポジウム, レクチャー, 無料, その他